メインクーン

メインクーンは、北アメリカの厳(きび)しい自然(しぜん)の中で育ったネコで、人に飼(か)われるようになってからは、アメリカの農場でネズミとりをしてかつやくしていたよ。

その一方で、家ネコとしても飼(か)われるようになり、1861年にキャプテン・ジェイクという名のネコが本に登場したのをきっかけに、キャット・ショーで大変(たいへん)な人気を集めることになったんだ。
その後、人気はペルシャにうばわれてしまうけど、今でも根強い人気のあるネコだよ。

アメリカ
自然(しぜん)に生まれた種類(しゅるい)。
メイン州で生まれ、アライグマ（ラクーン）と交配して生まれたという話から。
血筋(ちすじ)が明らかなネコの中ではもっとも大きいといわれている種類(しゅるい)で、大きいものでは10キロをこえるものもいるよ。体は全体的(ぜんたいてき)にがんじょうで筋肉(きんにく)もよくしまっているよ。頭はほぼ逆(ぎゃく)三角形で、ひたいはやや広く、目の間も少しはなれているよ。また耳のかざり毛が、耳のふちからはみ出してのびているのがとくちょうだよ。

毛の色と模様(もよう)の種類(しゅるい)がとても多く、同じ親からでもすべてちがう模様(もよう)のネコが生まれることもあるんだ。毛の長さは中くらいで、かたのあたりは短く、背(せ)の後ろにいくにしたがってだんだん長くなっていくよ。おしりからしっぽにかけては、かなりフサフサしているよ。
アメリカの厳(きび)しいかんきょうで育ったネコだけど、とても気立てがよくておとなしいよ。基本的(きほんてき)には物静(ものしず)かだけど、昔はネズミとりとして飼(か)われていたせいか、あまり人にだかれたりするのは好(す)きじゃないよ。
かたくて量(りょう)が多くて不(ふ)ぞろいな毛先をしているけど、手ざわりは絹(きぬ)のようだよ。
毛の色はたくさんあって、ほとんどの色と模様(もよう)が認(みと)められているよ。その中でしまと白の組み合わせが多いようだよ。
シャンプーは定期的(ていきてき)に行なおう。また毛のお手入れも毎日してあげるといいよ。
季節(きせつ)の変(か)わり目には少しぬけるよ。
鳴き方に大きなとくちょうはなく、いっぱんてきだよ。
こんな人に向いています

人によくなついて、いつもそばにくっついて歩いたりするけど、だかれるのは好(す)きではないようだよ。あまりネコとベタベタせずに付(つ)き合える人に向いているよ。