次の舞台ぶたいは、大海原と火山の島――

すべての命を救すくうため、未曽有みぞうの大災害だいさいがいに挑いどむ。

2025年、これまでの実績じっせきが評価ひょうかされ、全国の主要都市である札幌さっぽろ・仙台せんだい・名古屋・大阪・福岡に新たなMERが誕生たんじょうしていた。
一方、沖縄・鹿児島では離島地域りとうちいきに対応たいおうできるMERの誘致ゆうち活動が活発化。
オペ室を搭載とうさいした特殊とくしゅ車両＝NK1を乗せたフェリーで、南の海の島々を巡めぐる“南海MER”の試験運用が開始された。
TOKYO MERチーフドクターの喜多見きたみ、看護師かんごしの夏梅は指導しどうスタッフとして南海MERに赴任ふにんし、医療いりょうが行き届かない離島医療に従事じゅうじしていた。
そんなある日、鹿児島県・諏訪之瀬島すわのせじまで突如とつじょとして大規模だいきぼな噴火ふんかが発生— 溶岩ようがんが村を焼き尽つくし、飛び交う巨大きょだいな噴石が道路や建物を破壊はかいする。
噴煙ふんえんのため、ヘリコプターによる上空からの救助は不可能ふかのう。
そして海上自衛隊じえいたいや海上保安庁かいじょうほあんちょうの到着とうちゃくには、なお数十分を要する……
絶望的ぜつぼうてきな状況じょうきょうの中、島に取り残された79名の全員の命を救うため、南海MERは決死のミッションに挑んでいく。

公開日：
2025年8月1日(金)
全国東宝系にてロードショー