短編小説みんなの答え:4

自分の望まれた未来。【短編小説】

「ゆうは髪を伸ばしたほうがいいわよ。」 「やっぱりそうですよねぇ。ゆうちゃんのお母さんもやっぱりそう思うからゆうちゃん髪伸ばしてみなさい?」 「…ぃ、いやだ…。」 「なんでよ!髪伸ばせって言ってんだから伸ばしなさい!お母さんの言うことよ!」 「…は、はい。」 私の名前は日彩音ゆう(ひいろねゆう)小学六年生の12歳。 私は女だけど、本当は男がよかった。だから今までロングなんてしたことなかった。せめてショート。 でも私のお母さんは女らしく髪を伸ばせってうるさい。お母さんにつられて、おばあちゃんまで。 私はとても嫌だった。スカートに足を入れるだけでも嫌なのに。スカート履けって。 自分の人生なんだから自分で決めさせてよ。 でもある日、放課後学校の先生が言ってきたんだ。 「ねぇ、日彩音さん?少し髪を伸ばしてみたら…?親御さんも言ってるしさ!どう?」 先生まで私に?私は男として生きたいからスカートを履いたことも、髪が肩につくまで伸ばしたこともない。 でも私は決めた。自分だけの意見で生きるのってどうなのかなって思ったから。 その日から髪を伸ばしたし、スカートも履くようになった。 やはり周りのみんなは私を不思議そうに眺めていた。 そして卒業式の時、私の髪の毛は胸まで伸び、スカートが似合うまさに女の子になった。 「ゆう……ごめんね。そしてありがとう…。お母さんの思う通りのゆうになったわ…!」 お母さんも、おばあちゃんも、お父さんも、おじいちゃんも、先生も。 涙を流しながら笑った。 これが私の望まれた未来だったんだ……。     ~完~ 最後まで読んでいただきありがとうございます。なんと初登校なんですけど、どうですかね?ぜひ感想を書いてほしいです…!※この話はフィクションです。

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