初恋相手で結婚相手は君だった
私は、相原麗無(あいはられいな)。長所無し、初恋無し、頭もよく無い…全部、無の人です。 ただ友達はいる。 暦水穂(こよみみずほ)と河村早希(かわむらさき)、通称さっちゃん。 とくに仲がいいのはそれくらい。 と、考えていると。 「プリント、回して」 後ろから聞きなれた声がした。 井上海さんだ。 接しずらい人の一人。 ところで、さっきのプリントは…。 うわ、算数プリントだ。 適当に解いていると、後ろの方から声がした。(話してはいけない) 「ねえっ、聞いた?視聴覚室のテレビを四時四十四分にみると、スイッチを入れてもないのに顔が写るんだって」 「えー、何それぇ?」 「女子だったら男子。男子だったら女子。写った人は結婚相手らしいよ~。何も写らなかったら一生結婚しないんだって」 何それ。 と思いながらも、行ってみよう。と勝手に考える。 どうせ誰も写らないだろうけど。 キーンコーンカーンコーン チャイムが鳴り、私は一瞬で視聴覚室へ向かった。 扉を開けると、誰もいない。 時間もピッタリ四時四十四分。 テレビをつけると… 「へっ?」 そこには、かっこよくてきれいな顔立ちの…井上海が写っていた。 他人の空似? 「相原さん」 振り返ると海さんが首をかしげていた。 「どうしたの。視聴覚室のテレビ、眼見してたけど」 そういって私の前に来ると、テレビに女子の顔が写った。 私…だった。 「これって相原さん?もしかして…七不思議のかな」 驚きも戸惑いもせず、海さんはテレビを見ている。 「きれいだね…あ、この顔がって同じか?」 二人で顔を真っ赤にしていると、ふっと扉が閉まり、私の耳元でささやきが聞こえた。 「あなたの結婚相手、海だよ。でも…恋をしないと結婚…できないよお」 END どうでしたか? 辛口アドバイスや感想、お願いします!