時が戻せるのなら
私は、七海 真穂(ななみ まほ)中学3年生。 私には親友がいる。名前は、青山 咲(あおやま さき)。 咲は、明るくて可愛い成績も良くてまさに完璧って感じ。 「ねえ真穂ー」「なに?」「消しゴム忘れたから貸してー」 「しょうがないなーはい」「ありがと!」 私の毎日はいつもこんな感じ。 咲と何気なく会話して、授業を受けて、お弁当を咲と一緒に食べる。 こんな普通が楽しい。でもある日事件が起こって。 「ねえ真穂。」「な、なに?」咲の声がいつもより低い。 「私のこと嫌いなの。」「えっそんなわけないじゃん」 「でも噂になってるんだよ。」「そんな噂、嘘だよ」 私が咲のことをきらいなわけない。 「嘘って言ってるけどどうせ私のこと嫌いなんでしょ」 「咲、なんでそんなこと言うの?」 「だって最近全然遊んでくれないし、勉強勉強って言って全然相手してくれない」 「それは私だって咲と遊びたいよ。」「じゃあなんで遊んでくれないの。」 「私行きたい高校があるの。受験に向けて勉強してるの。私行きたいところがあるって言った時 咲も応援するって言ってくれたじゃん、」 「私の相手してくれないんだったら、そんな高校行かないで。応援やめる。」 「えっ、、、」いつもの咲じゃない。 「なんでそんなこと言うの。咲。行きたいところぐらい行かせてよ。」 「私もう真穂のこと知らないんだから。真穂のことなんか大っ嫌い。」 「私だって咲のこともう嫌い。」咲は教室を飛び出して行った。 一緒に遊べなかった私が悪いのかな。志望校があるってだけでなにがダメなんだろう。 私咲のこと好きなのに。嫌いなんて言っちゃった。ごめんね。 その日は一人で帰った。いつもは咲と笑いながら帰る道。 今日はなんだか寂しい。 次の日。咲は学校に来なかった。なんでよ。学校に来るぐらいいいじゃん。 あっ先生だ。急いで席に座る。 「おはようございます。今日はみんなに大事なお知らせがあります」 「咲さんのことですがー」えっ。咲に何かあったのかな。 「昨日事故に遭われて亡くなりました。」 えっ。咲が事故?嘘だよ。「うぅ、、泣」 昨日のことを深く後悔した。最後に交わした言葉がお互いが嫌いなんて。 もっとたくさん話ておけば良かった。時が戻せるのなら昨日の喧嘩するまえに戻りたい。 私咲の分まで生きるよ。