短編小説みんなの答え:2

隠された愛

恋なんて馬鹿馬鹿しい。 だって、すぐに別れて新しく付き合っての繰り返しなんだもの。 小学6年生の宮澤葵はそう思いながら、窓を見つめていた。 そもそもまだ小学生なんだから。付き合うなんてまだまだ先の話でしょう?そんな暇あったら勉強した方がよっぽど良い。 「何をボーっとしてんだよっ!!」 「痛っ...て隼人!!あんた何回私にちょっかいかければ気が済むのよ!!」 「いや?ぼーっとしてっからさ?気絶してんのかと思って心配したわアーアンシン」 こいつは日村隼人。幼稚園から一緒で家も近所の幼馴染だ。そして4年の時から毎日のようにちょっかいをかけて来る。 「あーはいはいご心配どうもあっちに戻ってよ」 「その態度はないだろー!?」 口笛を吹きながら渋々あいつは戻って行った。 「ヒュー!!やってんねぇ!隼人と葵」 「凛!あんたもあんたで冷やかすのやめて!!あいつなんか何も関係ないから!!」 「またまたー!!赤面しちゃってー!!」 最近、私と隼人が付き合ってる噂が学校中に広まっている。良い加減やめて欲しいものだ。 「でも幼馴染なんでしょ?ワンチャンあるんじゃ無いの?あんた楽しそうに話してるじゃん!」 「無い無い!確かに話してる時は少しドキドキするけど!!」 「え??」 何言ってんだ?私?でも、確かに本音が出てしまった。 「良い加減気づいたら?実は....」 「もうやめて!!」 教室中に響き渡って、時が止まったようにシーンとなった。けれども、りんの言葉でやっと気づいた。 放課後になり、隼人を人気のない教室へ呼んだ。 「.....んだよ?葵?教室で話すことがあるって」 「やっと気づけたから伝えるよ。あのね?」 「_________」 やっと伝えられた。本当の私を。

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