夏季合宿で始まった恋
私の名前は光有海 未来(みつあみ みらい)。今は夏休み。5年生全体で白浜に夏季合宿に行っている途中だ。私のグループには 「花見小一」「喜納美玲」(女)「快斗覚」「走入実籾」(男)、そして私の5人がいる。白浜についた2日目、グループと一人の先生で山登りをした。しかしその時私は石につまずき、けがをしてしまった。先生も気づいていない。しかし一人だけ気づいていた。実籾だ。 「大丈夫?」そういってばんそうこうを渡してくれた。私は恥ずかしかったけれど受け取った。「ありがとう。」と言ったら、あっちも恥ずかしそうにした。しばらくして、旅館につき、水が配られた。その時私は少し水をこぼしてしまった。 私があわててハンカチを探していると、実籾が気づき、一緒にふいてくれた。 家に帰り、夏休みも明けてから1週間後。私はずっと片思いを続けていた。 彼の誕生日はあと2日後。私はその日にプレゼントを用意していた。朝早く学校に行き、机の上に置くつもりだ。彼は「トライオン」が好きらしいから、トライオンのグッズをあげようかなと思い、先日買いに行ったんだ。そして2日後。彼はもう学校に来ていた。恐る恐る机に近づき、「実籾くん」と呼んでみた。彼はふりかえった。心臓がどきどきする。私は、「これあげる。」と言って逃げていった。 それからまたしばらくし、2月14日。バレンタインデー。私はその日のためにチョコを用意していた。もちろん、手作りの。 帰宅後、私は実籾くんの家へ向かった。インターホンを押し、「実籾くんをお願いします。」といった。30秒後くらいに、実籾くんが出てきた。わたしはいった。 「み、実籾くん、あの、これ、私が作ったの。ぜひ、ぜひ、食べてね。あと、私ね、夏季合宿の時から、み、実籾君のこと、好きなの。付き合ってほしいんだけど、いいかな。」実籾くんはちょっとびっくりしていたが、「いいよ。」と笑顔で言ってくれた。 私たちは、それからメールもつなぎ、両思いとなった。12年後。2人はまだ付き合っている。2人とももう、大学を卒業している。 ピロン♪私の携帯電話が鳴った。 実籾くんからメールが届いたらしい。 『ねえ、一緒に東武遊園地行かない?今日。』『いいよ!』私は返信した。そして、東武東上線に乗り、東武遊園地に来た。もう実籾くんは来ていた。「おまったせー!久しぶり!」二人は再会を喜び、夜まで遊んだ。一番最後に二人で観覧車に乗っているとき、実籾くんはひざまづいてこう言った。「僕は、あなたのことが好きです!どうか結婚してください。」私は手を取り、「はい。」と言った。私たちは一週間後に結婚した。それから1年後。結婚記念日の日、2人はそれぞれにチョコを用意していた。 「実籾くん、これあげる。」「未来ちゃん、これあげる。」2人の声が重なった。2人は顔を見合わせて笑いながら、それぞれのチョコを受け取った。私はその時言った。 「夏季合宿の日、転んだり、水をこぼしたりしなかったら、こんなことはなかったはず。本当に、奇跡だね。」