ミライ。
私は伊藤 飛鳥(いとう あすか)。普通の小学6年生。 普通に授業を受けて、友達と馬鹿な話をして、おやつ食べて、勉強して、寝る。そんな毎日を送っている。 そんなとき、飛鳥は恋に落ちた。相手は近堂 涼太(こんどう りょうた)だ。荷物を運んでいる時に、優しく声をかけてくれて、手伝ってくれた。それをきっかけに、近堂君を目で追いかけるようになった。そして、時々思う。 (あの人と結婚できたら良いのにな…) と。まだ先の話。でも気になる。 家に帰って、昼寝をしようとベッドに倒れ込んだ。すると一気に夢の世界へ入っていった。 「ここは…?」 目が覚めると、見知らぬ所にいた。そこが公園だと気づくまで20秒ほどかかった。なぜなら、自分の部屋にいたのに、知らないうちにここにいたのだから。ーその公園には、付き合う寸前の人たちが居た。 「ーーー。好きだ。付き合ってくれ。」 「…!私もずっと前……小学生の頃から好きでした。ぜひ、お願いします!」 素敵な恋をしているな…。 そう思った瞬間、意識は途切れた。 「…中学校…?」 次は中学校に来ていた。飛鳥の学校は小・中・高校が入っている、大きな学校なのだ。 今はその、中学校に来ていた。廊下だからやっぱり肌寒い。外に出ようと思った瞬間、見覚えのある顔があった。ほっぺたを少し赤らめて、教科書を持ちながら歩いている。 (この人、さっきの公園にいた人に似てるな…) 中学生と目があったら、またぐにゃりと視界が揺れて、何も見えなくなった。 そして目が覚めた。 「変な夢だったな…って、え?」 あの中学生と、公園にいた大人の女の人、2人と飛鳥の顔が一致したのだ。 もしかして、あの2人と、女性にプロポーズしていたあの人は…