好きなあの子に…
私は中原 菜々。小中高一貫校の中学1年生だ。私には好きな人がいる。悠だ。その人はとっても優しいいい人だ。同じクラスになったときに一目惚れした。その人はとてもモテる。今月はもうざっと10人に告白されてるとか。全て断ったらしい。私も悠が告白されているところを見たことがある。隣のクラスの可愛い子から告白されていた。悠は「好きな人がいるから無理なんだ。ごめん」と断っていた。わたしは悠に好かれている人はさぞかし美人で優しいわたしとは対照的な人なんだなぁと思った。そんなわたしと悠の関係はたまに喋るクラスメイト的な存在だ。悠はわたしのことを名前で呼んでくれている。名前で呼ばれるだけでとてもドキドキする。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 二ヶ月前のある出来事 太陽がじんじんと照っているある日、小学生がグラウンドで倒れていた。わたしはその子に話しかけて保健室に連れて行った。怪我をして倒れたそう。私はお大事にと言ってその場を後にした。次の授業は数学だった。数学の先生は怖いので急いで教室へ向かった。その時悠とすれ違った。私はただ挨拶をしてもらっただけだったけどすごく幸せだった。やっぱ私悠が好きなんだ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー それから半年。もうこのクラスも終わりそうになった日。雲ひとつない青空の日にわたしは、悠に呼び出された。一瞬告白かなーと思ったけど、そんなことはないと思い、なんで呼び出されたのかわからなかった。 悠から「菜々、付き合ってください。」と言われた。 わたしは「なんでこんな私なの?」と聞き返してしまった。すると悠は、「なんでって、前、小学生が怪我をしていたのを保健室に連れて行ってたろ?そん時、俺見てたんだけどそんな勇気なかった。その時優しくて勇気あるなーって思った。気づいたら菜々のことばっか考えていたんだ。」 勇気のある優しい人、私にはあってないのではないかと一瞬思ったが悠が言っていることだ。多分周りから見ればそう見えるんだろう。 「ありがと、嬉しい。」 その日からわたしの日常はキラキラと輝いていた。