100回ちゃんす!~彼を救えるチャンスは100回~
「うそっ…!春輝っ!!」 私は、彼を救えなかった……。お返し、できなかった…。 「望月莉音!あんたに100回チャンスをあげる!」 「……へ」 私・望月莉音。目の前になんか天使?が現れています。 「だ、誰?チャンスって何?なんのチャンス?」 「あたし、アカリ!莉音に花崎春輝を救えるチャンスを100回、あげに来たの」 「……えっ?」 花崎春輝。私の幼なじみで、優しくて、かっこよくて……。 私を庇って、交通事故で亡くなっちゃった。 いつも私を守ってくれてーー。私の、大好きな人。 そんな春輝を救える?春輝はもういないのに?どうやって?100回チャンスをくれたって、できないかもしれない。 ネガティブな気持ちばっかり…。もう嫌だ。 「試しに、100回チャンス!彼を救えると誓います!、って言って」 「ひゃ、100回チャンス…!彼を救えると誓いますっ?って、うわあああああっ!!」 ん……? 「莉音、楽しみだね!」 はる、き…?もしかして、時が戻ってる……?救うって、こう言うこと? ぷっぷっーー!!!! きた!! 「春輝、逃げて!!!」 ドッシャァァァン…。カランッ。 これで、春輝は救えたん、だよね……。 「ブッブー!目標は、莉音と春輝君、2人一緒に帰ってくること!莉音が死んじゃダメじゃん」 「ですよね~」 「とか言いながら、50回もおんなじ失敗してますけど!?」 そう。私はあれから、失敗してはまたやって、失敗してはまたやっての繰り返しで、50回やってしまったのだ。 このチャンス、無理かも…。 「もう一回やる!」 「楽しみだね、莉音!」 何回も聞いた、このセリフ。 「あ、春輝!忘れ物した!一緒に撮りにきてもらっていい?」 「うん、いいよ!全く、ドジだなぁ」 「えへへ~」 ドッシャァァァン…。 「今回もダメでした……」 「どんまい!またやろう!」 「うんっ」 待ってて、春輝! 絶対、助ける!