本の題名 |
捨て犬 その命の行方: 救われたがけっぷち犬のその後の物語 |
著者名 |
今西 乃子 |
出版社 |
学研プラス |
あらすじ |
平成18年11月、1匹の野犬、崖っぷち犬が絶壁の崖に取り残され、人々の手によって救われた。ただ、本当の救助はその後に秘められていた。この本は、崖っぷち犬のその後の物語を通して、殺処分や保健所の現状を紹介し、「犬の幸せとは」を問う。 |
感想 |
この話の主人公のリンリンは、他の野犬と違いマスコミに取り上げられて、人気になり、譲渡会で沢山「飼いたい」という希望があったのにも関わらず、飼い犬として生きることが出来なかったんです。他の野犬は、「鳴き声がうるさいから捕まえろ」とか言われていたのに、なぜマスコミに取り上げられたリンリンは、特別扱いされるんだろう?と思いました。そして「『可哀想』だけでは、何も変わらない。変えられることが出来ない」と「可哀想意外で今の気持ちを考えてごらん」という言葉が胸に刺さりました。私は可哀想意外で表せませんでした。それほど人間は、動物酷いことをしているのが痛いほど分かります。
この本は、動物好き、普通の人、どちらにも読んでほしいです。動物だって命の重さは人間と同じです。この本は、『動物の命の大切さ』を訴えかけていると思います。とても感動したし、複雑な気持ちになりました。 |
おススメ度 |
★★★★★ |
紹介者 |
ゼラオラ大好き(中学1年生) |