本の題名 | 闇の守り人 |
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著者名 | 上橋菜穂子 |
出版社 | 新潮文庫 |
あらすじ | カンバル王国は貧しい国だ。北国特有の薄い空、カンバルヤギを狙うタカが骨を落とす音が峡谷に響く。育つのはガシャ(乾燥した地域でも育つ芋)くらい。だが、唯一の名産品がある。〈山の王〉がカンバル王に贈る青い宝石、ルイシャだ。 新ヨゴ皇国の皇太子を救った女用心棒のバルサは、15年前泣きながら義父に手を引かれて抜けた洞窟の前に立っていた。王の陰謀に巻き込まれた父。バルサの心の傷は深かった。洞窟の中に入ると、〈山の王〉の手下とされるヒョウル〈闇の守り人〉に襲われている少年たちを目にする。彼らを助けたがため、バルサは再び王家の陰謀の渦中に落とされてしまう。 「体の傷は時間が癒やしてくれるが、心の傷は違う。それを癒やす手段は一つ。きちんと見つめ直すことだ」 |
感想 | 守り人シリーズッ!精霊はもう書いてる方がいたので僕の一番のお気に入りの闇を書かせていただきますと。正直シリーズ最高峰。過去を見つめ直すってのがいい。流石、僕に小説家という夢を与えてくれた上橋先生。義父のジグロとの関係性がね、ジグロの感情がモロにぶちまけられるのがイイ。最高。ヒョウル〈闇の守り人〉と〈山の王〉の正体とは…取り敢えず読んどけ! |
おススメ度 | ★★★★★ |
紹介者 | 夜半マシロ(中学2年生) |