本の題名 | 夜のピクニック |
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著者名 | 恩田 陸 |
出版社 | 新潮文庫 |
あらすじ | 高校生活、最後のイベントである歩行祭。それは80qの長い道のりを朝から夜にかけて歩き続けるという非日常的でなぜかリアルさを感じさせられる。貴子には親友にも言ったことがない秘密を持っていた。そしてこの歩行祭で、貴子はついに行動に移す____。これぞまさに、永遠の青春小説。 |
感想 | それぞれ親友たちと歩くシーンは印象的だ。夢を語ったり、互いの秘密を話したり。人間って闇の中で互いの顔をが見えないと、つい秘密を話してしまうものなんだなと思った。やっぱり雰囲気、ムードがあるとつい言ってしまう。個性的で埋もれる人が一人もいない。一人一人の人物の特徴を活かせているなと思う。この小説は事件もないし、激しい恋の争いだってない。それでもこんなに面白く、こんなに心を揺さぶられる。永遠の青春小説。その扉を開けば、あなたは何か勇気をもらうはずだ。 |
おススメ度 | ★★★★★ |
紹介者 | 甘もち(あまもち)(中学2年生) |