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タイトル どこよりも遠い場所にいる君へ
著者名 阿部暁子
出版社 集英社
あらすじ 主人公・月ヶ瀬和希は、ある秘密を抱えていた。そんな和樹は、知り合いが誰もいない環境を求めて、離島の采岐島高校に入学した。采岐島には、『神隠しの入り江』と呼ばれる場所がある。2017年の夏の初め、和希は神隠しの入り江で少女が倒れているのを発見する。その時少女は、「1974年」とつぶやいた。病院で意識を取り戻した少女の名は、七緒。16歳。そして……身元不明だった。そんなふたりは、お互い一緒に過ごす上で大切な存在となっていく。入り江で七緒がつぶやいた「1974年」の意味とは?感動と涙のラスト。見逃すな!
感想 題名に深い意味が隠されているんだな、と思いました。みなさんの思う、一番遠い場所はどこですか?地球の裏側?宇宙の果て?この話に出てくる「一番遠い場所」は、どんなところよりも遠い場所です。そんな遠い場所にも抗い、必死に出会おうとする和希の姿に涙が溢れました。どこか切なくて儚いお話です。ぜひ皆さんに読んでほしいです。
おススメ度 ★★★★★
紹介者 ふゆくん(中学2年生)
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