タイトル | この恋は世界でいちばん美しい雨 |
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著者名 | 宇山佳佑 |
出版社 | 集英社文庫 |
あらすじ | 駆け出しの建築家・誠と、カフェで働く日菜は、雨がきっかけで恋に落ちる。だが、雨のせいで事故を起こし命を落とす。案内人によって20年の命を2人で分け合うことになる。1人が幸せを感じることによって相手から余命を奪ってしまう。日菜は幸せを感じやすい幸福体質で、誠から年単位で余命を奪って、いつしか誠は、大好きだった日菜に幸せを感じて欲しくないと思うようになる。愛し合っていた2人が互いの命を奪い合う悲しい日々を書いた物語です。 |
感想 | 互いの命を奪い合うことで、誠が幸せを感じて欲しくないと考えていることを知っている日菜は、不幸になろうと考えられるような関係に涙が出ました。命をたくさん奪われた誠が、日菜が不幸を感じた時に「よかった」と言った時、私は誠のことをサイテーだなと思いましたが、最後は日菜のためにつくしてくれる人だと知って、また涙が出ました |
おススメ度 | ★★★★★ |
紹介者 | 蜘蛛椿(小学6年生) |