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タイトル エラゴン
著者名 クリストファー・パオリーニ
出版社 静山社
あらすじ

エラゴンは近隣の村から少し外れた山の中に叔父と従兄弟と共に住んでいる。両親はどんな人かも分からず、生活は決して裕福ではないが幸せだった。だが、ある日エラゴンが鹿を狩りに出かけ、まさに矢を射ようというとき突如として“それ”は現れた。見た目は深いサファイアブルー。酷く固くて、表面には不思議な銀の模様がある。彼はそれを家に持ち帰り売ろうとしたが、魔法が絡むものは不吉とされ、うまく売れなかった。だが、ある日の晩。石から甲高い音がして亀裂が走り、中から青いドラゴンの頭部が顔を出す。これが、ドラゴンライダーの物語の始まりであった。

感想

森で偶然見かけた石はドラゴンの卵。ベタな展開です。実はこの物語、ストーリー自体はいわゆる「ありそう」な展開なんです。でも、瞠目すべきは「世界観の強固さ」でしょう。ドワーフやエルフの登場は、かの有名な「指輪物語」を思い出させますが、世界観__一種の箱庭ののようなものはしっかりとしていて、人を引き込むものがあります。世界観が盤石な物語というのは入り込めるまで時間はかかりますが、腰を下ろした瞬間立ち上がれなくなるような中毒性があります。人をダメにするクッションみたいですね(笑)

おススメ度 ★★★★★
紹介者 柊馬(中学3年生)
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