餅を飲み物にしてしまおう!お餅から甘酒が作れるよ。もちろんアルコールは入っていないから安心して作ってね!
【材料(ざいりょう)】できあがり約2リットル分 ・お餅 400g ・乾燥麹(かんそうこうじ) 400g ・水 |
【道具】 ・鍋(なべ) ・炊飯器(すいはんき) ・包丁 ・温度計 ・ふきん |
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気をつけよう
・鍋を火で煮詰(につ)めるときには、やけどしないように注意しよう
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1.
冷凍状態(れいとうじょうたい)だと硬くて切り分けられないので、水にぬらして1分ほど電子レンジに入れると切りやすくなります。
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2.
まずサイコロ状に切り分けて鍋に入れます。
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3.
そこに400mlほどの水を入れて弱火で煮ます。
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4.
やがて餅がやわらかくなってくるので、箸(はし)などで全体をかきまぜます。
※この時点で水を足しても大丈夫。
餅がとけて液状(えきじょう)になったら煮るのは終了。 -
5.
煮てとけた餅は炊飯器の釜(かま)にうつして60度以下に冷まします。
冷めたら炊飯器にセットして保温機能を使って温度をたもちます。
※60度あたりをキープするのが重要。 -
6.
麹の力で餅のデンプンを糖(とう)に変えてしまいます。餅を甘酒にするわけです。
入れる麹の量は餅と同量。400g使います。ほぐした乾燥麹を溶けた餅の中へ。
※乾燥麹は袋(ふくろ)に入れたままほぐしましょう。飛び散らなくていい。 -
7.
この時に乾燥麹がかなり水分を吸収(きゅうしゅう)するので、さらに400mlほど水を足します。
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8.
炊飯器は保温状態のままフタはしめず、ホコリが入らないように布巾をかぶせて60度ぐらいに保温し続けます。
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9.
保温中は時々かきまぜ、温度を確認して上がりすぎていたら保温を一度解除(かいじょ)し、温度を下げてからふたたび保温を開始します。
大切なのは60度ぐらいを保つこと。 -
10.
こうして6〜8時間程度保温を続けると、粘(ねば)りがあったとけた餅がサラサラと液状になり、甘味が増(ま)して飲めるようになります。甘酒の完成です。
※酒粕(さけかす)から作った甘酒とはちがって、アルコールはふくまれていません。
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くふうしよう
・オレンジジュースなどで割って飲んでもおいしいので、いろんな果汁でためしてみよう。
・その他、ソーダで割ったりなど、お餅甘酒のレシピを作ってみてもいいね。
写真・原案:馬場 吉成(デイリーポータルZ「餅は飲み物にすれば早く消費できる」)