たとえ祈りが届かなくても君に伝えたいことがあるんだ
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汐見夏衛 |
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角川書店 |
あらすじ | 高校2年生のなずなのクラスメイトである鈴白くんが突然命を絶った。彼の死を受け入れられず、鈴白くんと作った砂時計に「時間を巻き戻したい」と願って眠ると、なずなは1ヶ月前に戻っていた。しかし彼は1ヶ月後また死を選んでしまいー |
桔梗 (中学3年生)
おススメ度:
汐見さんはこの作品を「誰かに残されてしまった人」のために執筆しました。私は残されてしまったことがないので自分と重ねて読むことはできませんでしたが、自殺についてとても考えることのできた作品でした。残された悲しみ、虚しさの中でも続いていく日常。なずなの気持ちが丁寧に書き記された物語です。今、死を選ぼうとしている人、誰かに残されてしまった人には是非読んで欲しいです。汐見さんの言葉があなたの心に寄り添ってくれると思います。また私はあとがきにも心奪われたのでそこも注目してほしいです。
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