あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。

著者名 ちょしゃめい 汐見夏衛
出版社 しゅっぱんしゃ スターツ出版
あらすじ なにもかもイライラする!と、荒れた学校生活を送る中学2年生の百合。小さなことで母親と喧嘩をし、カッとなって家出をしてしまった。野宿をすることに決めて、洞窟で一晩過ごすことにするのだが……。目が覚めて朝になるとそこは七十年前の戦時中の日本だった。軍人の章に助けられ、百合は戦時中の日本で色んな人に会い、様々な考えに触れていく。 人との別れ、戦争の悲惨さ、綺麗事だけではやっていけない世知辛さ。 号泣必至のラストは、あなたの目で見届けてください。

どーぱん (中学2年生)

おススメ度:

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映画かもされた本で、タイトルを知っている人が多いと思います。まずこの本の良い点は、「読みやすい」ところでしょう。戦争小説と言えば野火や永遠のゼロなどがありますが、なんだか怖い、重苦しいというイメージを持っている人が多くいるはずです。しかし、この本は戦争だけでなく恋愛要素があるため、とにかくとっつきやすい。戦争のことを知りたいけれど、血とか怪我とか、そういう話は嫌だな……という人にこそおすすめしたい作品です。 戦争は過去の話でなく、今現在も起こっています。アフリカの内戦、ロシアのウクライナ侵攻。他人事ではありません。当事者意識を持ち、戦争について知ることが重要です。そんな第一歩に、この作品を選んでみませんか?
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