手足のないチアリーダー
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佐野有美 |
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KADOKAWA |
あらすじ | 有美ちゃん(あみちゃん)には、両腕が肩からまるごとありません。あしは、普通の人のひざの長さにとどかない突き出したひふ。右足はさらに短いのです。指は右足に1本、左足に3本。(こんな言い方して、有美ちゃん、ごめんね!) 先天性四肢欠損症というのです。産まれる前に、手足が欠けてしまう病気です。原因はわかっていません。 でも有美ちゃんはそんなの気にしません。左足の指で遊んで、勉強して、おはしも使えます。 そして、電動車いすに乗っているのです。レバーで操作できる車いすです。 手足のない有美ちゃんに、友達も、先生も、みんなが優しく親切にしてくれます。ところが、ある日有美ちゃんに降りかかった、暗いくらい陰は、有美ちゃん自ら、生み出してしまったものだったのです。 小学校高学年になった有美ちゃん。なんと生徒会選挙にも当選し、生徒会長にまでなってしまいました。有美ちゃん、お友達がいっぱい。クラスの中心的存在です。でも⋯⋯ ある日有美ちゃん、塾で遊べないという友達に対して。 「もういい、みんなで遊ぼ!」 手足のことで特別扱いされていた有美ちゃん、どうやら傲慢でわがままな子になってしまったようです。みんな少しずつ有美ちゃんを離れていきます。手足のない有美ちゃんは、友達のあとを追えません。 「みんな、私の障がいがいやで離れていったんじゃない。それならなぜ⋯⋯」 自分のことが大嫌いになり、小学校高学年、中学生と間を挟んで不登校になってしまった有美ちゃん。苦心の末、正しさを見つけた有美ちゃんの答えとは? 実際にあった、ノンフィクションの感動ストーリー‼ |
有美ちゃんすごいよ (小学4年生)
おススメ度:
みなさん、不登校の子をみてどう思いますか。不登校の子はかわいそう、不登校にさせた子はなんてことするんだ、と思いますよね。 でも、不登校の原因が不登校者本人にあることもあるんですよ。私はそのことにとてもおどろきました。 気になった人は読んでみてください。有美ちゃんの本は、ほかにも2冊ほどありますよ。 今、有美ちゃんは講師と歌手の仕事をしています。有美ちゃん、がんばれ!
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