世界からボクが消えたなら
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涌井 学【著】/川村 元気【原作】 |
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小学館 |
あらすじ | 余命わずかと宣告されたご主人さまは、自分と同じ姿をした悪魔と取引をした。「この世界からモノを一つ消す。そのかわりに、キミの命を一日ぶんだけ延ばす。」と。電話、映画、時計……。モノが消えていくたびに、ご主人さまと結びついていた人の記憶までが失われていくようだ。そして悪魔は、世界から猫を消すと提案する。ボクのことなんて消してしまっていいんだよ、ご主人さま……。最後に、飼い主が選択した決断とは⁉ モノを消すことで、それに関連する人の記憶や関係性も絶たれていく中で、世界のすべてのものの価値と、身の回りの人の価値を再認識させてくれる。病気を持ちながら、モノを消すことで一日分の命を得るご主人様と、その飼い猫のキャベツの物語。 |
ダイス (中学2年生)
おススメ度:
自分の身の回りの物の大切さや、身の回りの人の大切さに気付かされました。自分の身の回りに当たり前に存在していて、特に気にも留めていない物が、消えることで、人との関係が絶たれていく。ほんの一種類の物が消えるだけでたとえどれほど仲が良くても繋がりは絶たれてしまうんだなと思いました。 この本を読んだ後に周りを見渡して、どんな物にも一つは思い出があって、その物がなくなるだけで今の自分が成り立たなくなる、もしかしたら全く違う人になっていたかもしれないと思うと、今まで自分が触れてきたすべての物が大切に思えてきます。
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