青空のむこう
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アレックス・シアラー |
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求龍堂 |
あらすじ | 姉が嫌いな主人公のハリーという男の子が家出をして、交通事故にあって亡くなってしまうということがこの物語の始まり。舞台は死後の世界で、ハリーはそこで母親を探している少年、アーサーと出会う。そして死後の世界の人たちが目指している場所である「彼方の青い世界」について説明をしてもらったが、やり残すことがあったため、そこに向かう前に「生者の国」。つまりいま私たちが住んでいるこの世界にきて、やり残したことをしていく内容である。ハリーは「生者の国」で、生前通っていた小学校や自宅に行って、様々な人と出会い、ずっとここにはいられないことを知る。そして「生者の国」に別れを告げ、「彼方の青い世界」に向かうという物語。 |

しずく (小学6年生)
おススメ度:
私もこの物語で読書感想文を書かせていただきました。清書の前に内容を整理していた時も、感動したところやじぶんの心に残ったところを書き記していくうちに、内容がとても多くなり、困ってしまった記憶もあります。しかしこの物語にはそれだけたくさんの魅力が詰まっています。私はこの本を小学校の低学年かその少し前くらいに誕生日かクリスマスで買ってもらったのですが、小さいなりに分かったことは、この物語の中に描かれている死後の世界というのはほんとうにあるのかもしれないし、ハリーのように交通事故にあって死んでしまうことも、予想できる内容ではないという事で、今自分が生きていて、たくさんの本を買ってもらいそれを読むことができて、それは全く当たり前ではないという考えを改めて持つことができた本です。死後の世界を描いた本は何冊もあると思いますが、この本はジュニア版があり、私はそれを買ってもらいましたが、どのような年齢でも親しみやすい内容で、何年かたった時にもう一度読むと考え方も変わりました。その時の私はハリーと同じ年齢だったこともあり、感情移入しやすかったこともありますが、大人が読んでも子供が読んでも考えが広がると思います。アーサーの生前の話を聞いたとき、ハリーの死因を知った時、死んだら決して元には戻れない事や今のあたりまえは人によって違うことを改めて実感でき、小学校低学年の人でも理解できると思います。今のあたりまえに不満を持っていた時期も少しありましたが、そもそも今生きていることに感謝するという大切さも学べるのでとてもおすすめです。
ぜひ「この本がおススメ」という本を
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