一度読んでみてください。 この物語は、最初から最後まで主人公チャーリイの経過報告という形で描かれます。この経過報告がすごい。 知能が低かったときはひらがなしか使えない、漢字は使えてもたいてい間違っている。 翻訳なので、日本語に直すときに幼児程度の知能にするように気をつけていたのでしょう。 知能が低かったときから脳手術を受けて賢くなっていく過程の表現もすごい。一日一日だと大した変化はなさそうなのに、間違いが減ったりと、確かにチャーリイは変わっていっている。 あと最後のタイトル回収がすごい。 あ、ヨルシカ様が「アルジャーノン」という楽曲を投稿しています。この本を元にしてて、すっごい神曲なのでそちらも是非。 以下ネタバレ あんなに愛していたアリスのことを忘れてしまって「キニアン先生」と呼ぶシーンは頭から離れません。