入学式とは、学校に入学することを許可(きょか)しておいわいする行事のことだよ。 日本のほとんどの学校は4月に入学式があるけど、むかしは9月だったんだって。 明治(めいじ)のはじめに西洋から先生をよんで授業(じゅぎょう)をすることになり、西洋では9月が入学の時期だったので、それにならって日本でも9月入学になったよ。 その後、政府(せいふ)が会計年度を4月～3月にしたり、軍隊(ぐんたい)への入隊が4月になったりしたため、全国的(てき)に4月入学になりました。 4月1日時点で6さいになっているこどもは、とくべつな理由がないかぎり、かならず小学校に入学することになっているよ。 日本では小学校～中学校まであわせて9年間学校にかようことになっているよ。

世界の国ではどうなっているの？ 世界の国では、日本とは入学時期や教育期間にちいがあるよ。 アメリカのように地域によってちがう国もあるけど、代表的なものをごしょうかい。 国 入学時期 教育期間 日本 4月 9年(6さい～15さい) オーストラリア 1月末～2月はじめ 9年(6さい～15さい、タスマニア州は16さいまで) ニュージーランド 1月末～2月はじめ 12年(6さい～18さい) 韓国(かんこく) 3月 9年(6さい～15さい) タイ 5月 9年(6さい～15さい) アメリカ 9月 10年(5さい～17さい。州によってちがいがあります) イギリス 9月 11年(5さい～16さい)

ランドセルのヒミツ ランドセルという名前は、オランダ語の「ransel(ランセル)」からつけられたんだよ。 明治時代に、軍隊で使っていたリュックをモデルにして作ったランドセルを、当時の首相だった伊藤博文(いとうひろぶみ)が皇太子(こうたいし)の入学いわいにおくったことで、全国的に広まったといわれているよ。 今はいろいろな色があって自分のすきな色がえらべるけど、むかしは男は黒、女は赤が一般的(いっぱんてき)だったよ。 それから、ほとんどのランドセルには6年間の保証(ほしょう)がついていて、こわれても直すことができるよ。 しかも直している間は、かわりのランドセルをかしてくれるよ。 もしもこわれてしまっても、修理(しゅうり)して、また大切につかえるね。