キッズ歳時記
クリスマス 12月25日
クリスマスってなんだろう?
12月25日は、イエス・キリストのたんじょうをいわう、キリスト教のきねん日だよ。 日本では江戸(えど)時代より前から外国人宣教師(せんきょうし)が、信者(しんじゃ)をあつめてクリスマスをいわったのがはじまりと言われているよ。 江戸時代になると幕府(ばくふ)がキリスト教を禁止(きんし)したので、広く知られるようになったのは明治(めいじ)になってからだよ。 クリスマスは「キリストのミサ」(Christ + Mass)があわさったものと言われていて、クリスマスツリーやクリスマスリースをかざって、プレゼントをこうかんしたり、家族や友だちと食事などして家ですごすよ。 また、クリスマスカラーの緑は「えいえんの命」、赤は「キリストの流した血」「サンタクロースのモデルになった聖(せい)ニコラスの司祭服(しさいふく)」、白は「純潔(じゅんけつ)」「雪の純白」をあらわしているよ。 |
ある時、聖ニコラスがまずしい家のえんとつから金貨(きんか)を投げ入れて、その時に暖炉(だんろ)にかかっていたくつ下に金貨が入ったころから、プレゼントをくつ下にいれるようになったと言われているよ。 この話がもとになって、サンタクロースは、クリスマスになるとトナカイたちと空をかけまわってえんとつから入って、よい子にしていたこどもに、プレゼントをわたすと言われているよ。 また、聖ニコラスが着ていた司祭服の赤が、サンタクロースの服のモデルになったとも言われているよ。 ドイツのふるい言い伝えでは、サンタクロースはふたごで、ひとりは紅白(こうはく)の服を着ていてよい子にプレゼントをわたし、もうひとりは黒と茶色の服を着ていて、悪い子にはプレゼントのかわりにおしおきをすると言われているよ。 ニュージーランドでは、クリスマスの時は季節(きせつ)が夏なので、サンタクロースはサーフボードにのってくると言われ、ブラジルではトラックにのってくるらしいよ。 |
ルドルフは別名(べつめい)「赤鼻のトナカイ」ともよばれ、他のトナカイとはちがって、鼻がまっ赤。 この鼻のせいでみんなからバカにされて、なかまはずれにされていたよ。 あるクリスマスの夜に、深い霧(きり)のせいで、えんとつをさがすことができなくなったサンタクロースはとてもこまっていました。 そんなとき、ふと見るとルドルフのまっ赤な鼻がピカピカと明るく光っていたため、ルドルフに先頭になってもらい、えんとつをさがしだしてこどもたちにプレゼントをわたすことができました。 こうしてルドルフはみんなからかんしゃされてみとめられるようになり、サンタクロースや他のトナカイといっしょに世界中をとびまわることになったんだよ。 |
冬でもかれることなく緑の葉をしげらせるので、えいえんの命のをあらわし、旧約聖書(きゅうやくせいしょ)のアダムとイブの話に登場する「知恵の樹(ちえのき)」の象徴(しょうちょう)にもなっているよ。 ツリーの先には、キリストがたんじょうしたときにかがいていたといわれる「ベツレヘムの星」(トップスター)をかざり、イルミネーション、リンゴ、ベル、つえの形をしたキャンディなどもかざるよ。
ひいらぎの赤い実は、キリストの流した血をあらわしたものといわれていて、モミの緑と輪の形が、おわりのないえいえんの命や愛(あい)をあらわしているよ。 殺菌効果(さっきんこうか)の高いモミやひいらぎなどを魔(ま)よけ、保存(ほぞん)しやすいリンゴや麦の穂(ほ)などを、しゅうかくのよろこびをあらわすものとしてげんかんにかざるよ。 |