今では「かわいがられる犬」ということばが似合(にあ)うポメラニアンだけど、その先祖(せんぞ)は北極(ほっきょく)地方でソリを引いていたんだよ。

18世紀(せいき)中期には、ヨーロッパのいくつかの国に広まり、それから、イギリスで小型化(こがたか)が進められて、今のようなすがたになったといわれているよ。

犬が大好きなビクトリア女王は、ドッグショーに自分のポメラニアンを出すほど、この犬を愛(あい)していたと言われているよ。また、モーツァルトやナポレオンも、このポメラニアンを愛(あい)していたよ。

ポメラニアンは、家族的(かぞくてき)なふんいきがすきな犬で、人なつこくて素直(すなお)な性格(せいかく)を持っているよ。

でも、しかられてばかりいたり、みんながいそがしいお家で育ったりすると、性格(せいかく)がゆがみやすいところがあるので、十分な愛情(あいじょう)を持って接(せっ)することが必要(ひつよう)だよ。