トビネズミ

ほっそりと長い後ろ足が印象的(いんしょうてき)なトビネズミ。カンガルーのようにけりながら、ぴょんぴょんとびはねる姿(すがた)は、かわいさばつぐん！大きなひとみに、びっくりするほど短い前足など、少しつり合いのとれていない姿(すがた)はいつまで見ていてもあきない不思議(ふしぎ)なみりょくがあるよ。

ヨツユビトビネズミはウサギのような長い耳がとくちょう。名前のとおり、後ろ足のつめが４本なんだ。この小さな体で１メートル以上(いじょう)もジャンプするよ。エジプトなどで生まれたんだよ。一方、耳の短いヒメミユビトビネズミは、やや丸っこい体で後ろ足のつめは３本だよ。生まれたのはアフリカ北部からアジア西部となっているよ。

カラダ全体が毛におおわれ、しっぽの先はふさふさした毛が生えているよ。
また、さばくでの生活に合うよう、足の裏(うら)にも毛が生えているよ。
体全体はクリーム色で、お腹(なか)は白。しっぽの先は黒と白のふさふさとした毛が生えているよ。
主なトビネズミの大きさは次のとおりだよ。
★オオミユビトビネズミ
体長：頭から体の長さ16cm前後
体重:130g前後

★ヒメミユビトビネズミ
体長：頭から体の長さ9.5cm前後
体重:55g前後

★ヨツユビトビネズミ
体長：頭から体の長さ9cm前後
体重：50g前後
約(やく)3～4年
もともと多くの水分を必要(ひつよう)としないので、オシッコも少ないよ。ゆかにしくものをこまめに取りかえていれば、トイレを置(お)く必要(ひつよう)はないんじゃないかな。
大きめのすいそうを用意するよ。衣装(いしょう)ケースなどを使ってもいいよ。かなあみのケージは、足やしっぽを引っかけてケガする危険(きけん)があるからやめよう。
絶対(ぜったい)に必要(ひつよう)というわけではないよ。部屋に放すときは、出入り口を閉(し)め、家具のすき間に入りこまないよう、放す前にふさいでおくことを忘(わす)れずに。
基本的(きほんてき)に雑食(ざっしょく)で、水分をあまり必要(ひつよう)としないのがとくちょう。野生では草や虫、種(たね)などを食べているよ。家庭で飼(か)う場合も、ハムスター・リス用のえさのほか、干(ほ)し草、穀類(こくるい)、種(たね)、ミルワーム、野菜(やさい)、果物(くだもの)などをあげるといいよ。水分は野菜(やさい)や果物(くだもの)からとれるけど、給水器(きゅうすいき)から水を飲む子もいるよ。
特(とく)に必要(ひつよう)ないよ。
いっぱんてきな世話ができれば問題ないよ。
こんな人に向いています

夜行性(やこうせい)なので、帰りがおそめの夜型(よるがた)の人に向いているよ。同じネズミ科のペットでも、ハムスターやジャービルなどより、めずらしいペットが飼(か)いたい人にもオススメ。ネズミ道を極(きわ)めるなら、コレ！