ハナミズキ
ある日の日曜日。私、瑞季(みずき)はお父さんと一緒に飼い犬のはなの散歩をしていた。はなは、私が4歳の時に飼い始めたメスの柴犬だ。6年も一緒にいるからもう姉妹のような関係だ。はなのことならなんでも知っている。でも、私は一つだけはなについて、わからないことがあった。それは、名前の由来だ。パパがつけたから、由来がわからない。いつも聞こう聞こうと思うけど、パパの帰りが遅いから、聞けないのだ。しかし、今日はパパも、そしてはなもいる。だから今が聞くチャンスだ。「ねえパパ、なんではなって名前にしたの?」思い切って聞いてみた。「それはね…」パパが話し出そうとすると、はなが急に茂みの中に入っていった。「うわ~待ってってば!」きっとスズメでも見つけたのだろう。私とパパは急いで茂みに入った。しかし、はなが行った先にはスズメなんていなかった。そこでは、ハナミズキが満開だったのだ。「わあー」私が感激していると、パパが言った。「はなを飼い始めた時、その時は丁度ハナミズキが満開の時期だった。そして二人の笑顔はハナミズキの花のように綺麗だった。だから「はな」にしたんだ。」「はなとみずき、はなみずき、ハナミズキ!」私が言うとパパはにっこり微笑んだ。そして、落ちていた綺麗なハナミズキをふたつつんで、わたしにはブローチをはなには首輪飾りを作った。 ハナミズキの春の匂いはわたしとはなを繋いでいるような気がした。 感想どしどし送ってください!ばいちゃ!