今夜9時、スタードームに月光を。
私の名前は光子(ひかるこ)。小学6年生。私には7歳年下の弟がいる。星斗(ほしと)と言って、入院している。生まれつき体が弱いからだ。 星斗が病院の窓から星を見ていた。昔、退院したときに一度見た星空が忘れられないのだろう。「お姉ちゃん どうしたの?」私はいつの間にか泣いていた。「ご・・・ごめんね。」それ以外出せる言葉がなく、部屋から出た。 「・・・余命一ヶ月ですね。」その言葉を聞いたとき、まるで時が止まったかのように皆が固まった。 医者の説明が終わった。部屋を出ると、星斗が嬉しそうに「お姉ちゃん聞いて!僕退院できるんだって!」「なにしよっかな!バーベキューに天体観測、学校にも行ってみたいなー!」私は泣きそうな顔で無理矢理笑った。 家での生活20日目。星斗がやりたいと言ったことはすべてやった。 今日は星斗の誕生日。私はポケットにしまってあった「スタードーム」という物に触れてみた。なんでも月の光を当てると部屋に星のような光が出るらしい。夜、親に秘密で星斗といっしょに使ってみた。すると、部屋全体に温かい光がポーッとうつった。「うわぁぁぁぁ・・・!」星斗が喜んでくれて、私も笑みが零れた。 ピッ・・・ピッ・・・ 弱々しい機械音が部屋に鳴り響く。星斗は吐血し、病院に運ばれた。「・・・・お」「!!」「おね・・・ちゃ」「ま・・・た・・・スター・・・・・ドーム・・・・」ピーーーーーーー・・・ 今年も夏がやってくる。16回目の夏。今年もやるからね。星斗。今夜9時、スタードームに月光を。 長くなってしまった・・・
みんなの答え
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星に願いを…って感じだった。
感動した。最後にやりたいことを最高に楽しんだ星斗くんは正解だと思う。 天国でまた綺麗な綺麗な星が見られるように。
うっはあああぁ(?)
本当に同い年!?クオリティー高い!! 私が特に好きなとこは、 ピッ・・・ピッ・・・ 弱々しい機械音が部屋に鳴り響く。星斗は吐血し、病院に運ばれた。「・・・・お」「!!」「おね・・・ちゃ」「ま・・・た・・・スター・・・・・ドーム・・・・」ピーーーーーーー・・・ ってところ。星斗がスタードームを ホントに嬉しがってたところが わかるけど、凄い切ない感じが する。私も短編小説採用されたけど、クオリティー違いすぎてww