ありがとう~愛犬マロンへ~
私美香(みか)。8歳。 おばあちゃん家で犬のマロンを飼っている。 オス。すごく元気いっぱいだ。 ジャック・ラッセル・テリアって言う犬種だ。 最近ウサギが可愛いなーと思ってて、お父さんと 「飼えるかなぁ?でもマンションだから温度管理が難しいよ?」 とか言ってた。 8月30日。 何の変哲もないただの日...だと思っていた。 なのに... 1年生の時から通っている学童の帰り。 いつもと同じようにおばあちゃんが迎えに来てくれた。 私はおばあちゃんに 「ウサギ飼いたいんだ」 って言った。 おばあちゃんは、 「そっか」 って言った。 なんだか元気がなくて、疲れた感じだった。 今日は元気がないのかな。 小さい私はそう思った。 階段を降りると、おじさんが車で私が来るのを待っていた。 半年に1回ぐらい、おじさんが車で来てくれて、温泉とかに行くっていうのが恒例だ。 だから、 「やったぁー!今日はどこ行くのー?」 私は聞いた。 すると、おじさんとおばあちゃんが顔を見合わせて、 「言おうか」 って小声で言った。 「実はね。マロンが死んだの」 え!......... 2年生の私は状況が飲み込めなかった。 「だからね、今日はお惣菜買って、晩ご飯にしようね」 13歳と半年。 早いのかな?遅いのかな? いや。やっぱり早いんだ。 マロンの友達なんか、20歳まで生きたもん。 後で聞いたら、朝は元気にしていたのに、急に様子がおかしくなって、動物病院に連れて行くとお医者さんに 「今日が山かもしれません」 と言われたらしい。 お医者さんは懸命にマロンを助けようとしてくれたが、おばあちゃんの腕の中で死んだんだって。 おばあちゃん家に帰ると、ダンボール箱が置いてあった。 マロンは安らかな顔で眠っていた。 もう冷たいマロンの身体。 可愛いシッポが揺れるのも、あの印象的な茶色いブチも、見ることはないんだ。 そう思うと急に涙が溢れてきた。 私はその年、お母さんが 「マロンのことで自由研究したら?」 って言ってたから、マロンを題材にして、自由研究をした。 たくさん写真を撮って、いろいろな長さや体重を量ったりした。 私が自由研究を終えたのが8月28日(ギリギリじゃん!)。 そして、マロンが死んだのが8月30日。 私が自由研究を終えるのをまっていてくれたんだね。 私は8月31日に夜遅くまで、『マロン、ありがとう』のページを泣きじゃくりながら追加した。 それから4年後、私は11歳になった。 今もマロンのことを忘れることはない。 私と父は近所のペットショップに立ち寄るのが日課になっていた。 また今日も父とペットショップに立ち寄った。 すると、ジャック・ラッセル・テリアがいた。 しかもマロンにそっくり! 私の家はペット禁止。 だから、その子が売れるのだけを願っていた。 けど、無情に時だけが過ぎていった。 女の子だからっていうのもあるのかな。 どんどんその子は大きくなっていく。 流石に私も父も焦ってきた。 売れなかったら殺されるんだもの。 そんなある日...! 転機が訪れた。 またいつものようにペットショップに立ち寄ると、その子のケージには 【飼い主さん決まりました】 の文字が...! 絶対マロンがその子が売れるように仕組んでくれたんだ。 『幸せになったらいいね...』 私も父もマロンも想うことは同じ。 天国に行ったマロンと心が繋がった気がする。 場所は違っても、これからも一緒だよ! これからもたくさんの幸せを届けてね!end ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ぜひ感想をお寄せください!
みんなの答え
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小梅
私は小学六年生のころに 愛犬がなくなりました
感動した~!
美香ちゃんのマロンへの愛が伝わってきて、感動しました! 私、このサイトではニックネーム使ってるけど、本名が「美香」なのでめっちゃ親近感わきました! また、いい作品作ってほしいです!
感動!
美香ちゃんのマロン好きさが良かったです。私もおばあちゃんちに犬がいるので死んだら美香ちゃんみたいになると思いました。良い物語でした。また書いてください!ニコニコさんの1人のファンより