最期のビデオレター
彼女が死んだ。 俺は知らなかったけど前から余命宣告をされていたらしい。 彼女が死んでも何故か泣けなかった。 勿論悲しかった。泣きたかった。 でもここで泣くのはなにか違うと思ってしまったから。 彼女は俺のためにビデオレターを遺してくれていた。 「え?もう始まった?あっ…えっと。久し振り!…多分久し振りだよね? だって私はもう死んでるから。 ごめんね。余命のこと言えなくて。 でも君とは余命のことなんて考えずに純粋に一緒にいる事を楽しみたかったの。 本当にごめんなさい。 あ。ごめん。話がずれたね。こんな言い訳を言うためにわざわざビデオレター録ってるんじゃ無いんだった。 えっとね…今日はお願いがあるの。死人からのお願いなんて気持ち悪いかもしれないけどちゃんとやり遂げてよ? あのさ。私のお墓にお花を添えて欲しいんだ。出来れば勿忘草ね。 それでお墓にお花を添え終わったら私の事を忘れること!絶対だからね! 君は顔もなかなかイケてるし性格だって良いんだからすぐに彼女が出来るよ。 で、その人と結婚して子供もできて…君の子供はどんな顔かなぁ? きっとイケメンなんだろうねぇ。 私は君のこと忘れないからね。 だって天国にいるんだよ?君以外の人に恋なんてしなくない?それとも天国でも恋愛できるのかなぁ。 そろそろ終わらなくちゃ。ちゃんとお墓に勿忘草お供えしといてね。 君はいっつも一人で抱え込むんだから。ちゃんと誰かに相談すること! あぁ。駄目だなぁ。君のこと心配で心配で堪らないよ。 私は永遠に君のことが大好きですよ。 さようなら。今までありがとう。」 俺は画面の前で微笑む。 「お供えする花、勿忘草にしといて私のこと忘れろって…無理だよ。」 俺の頬に水滴が流れた。 これを見て誰かが上で笑った。 彼女の声が聞こえた気がする。 「あはは。勿忘草の花言葉知ってたんだ?バレちゃったかぁ」 俺は腕で雑に涙を拭いて立ち上がった。 寝巻きのままだった服も着替えて扉の外に出る。太陽が眩しい。 この太陽の光が綺麗だと言うことを教えてくれたのも君だった。 俺は君がいなかったらきっと今でも卑屈な人間だっただろう。 「よし!勿忘草買いに行くかぁ!」 勿忘草の花言葉は花の名前そのままだ。 勿忘草の花言葉。それは 『私を忘れないで。』
みんなの答え
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感動
こんにちは! 結珠です(^^) 早速本題let's go めちゃくちゃいい …感動しました~~なんていい話なんだ … それじゃあまたね!
ウゥゥゥ…
うわー、感動しました。 花言葉が 私を忘れないで。って悲し過ぎる… こんな感動したお花読むの久しぶり。 アサヒさんはぜーったいいい小説家になれるよ! 次の作品も描いてください!
感動したけど…
感動した…でも、マインちゃんのタイトルで少しプププってなっちゃった… (マインちゃんゴメンね) 勿忘草の花言葉始めて知りました… 本当にいい話ですね。
わ-ん(犬の真似じゃないよ?)
花言葉に関連する話好きっ!泣ける~……!! うわ-ん、わ-ん、わ-ん…
良すぎる!
感動しちゃって泣いちゃいました。アサヒさん絶対小説家になれます。物語がとってもいいし文章良すぎです。これからも頑張ってください。ファン第一号より
泣ける~(T^T)
こんにちは♪ この話とても良い,,(*´ω`*) 読んでるだけで泣けてきます(。>д<) 勿忘草の花言葉を使うのもいい~(*´∇`*) またぜひ小説書いてください 待ってます
…っ
ガチ泣きしちゃった…。 これめちゃくちゃいい!! 一番好きかもっ! また書いてねー!!