バラの花
私の名前は皆藤ちなみ(かいどうちなみ)。病弱な体が祟って、あまり友達はいなかった。同じく病弱でロマンチストの花川雪音(はなかわゆきね)ちゃんと、活発な本道凛子(もとみちりんこ)ちゃんぐらい。 15歳のある日、一緒に三人で遊ぶ事になった。とても暑い日だった。 待ち合わせ場所に行くと、雪音が倒れていた。私達は慌て、急いで救急車を呼んだ。 そこで分かった衝撃の事実。 雪音の体が弱かったのは、気付かぬうちにがんに侵されていたからだった。 気付いた時にはもう遅く、末期まで進行。 薬のせいで、みるみるうちに雪音のつやつやした髪の毛が抜け、頬がげっそりと窶れていくのを、私達は側で見ていることしかできなかった。しかし抵抗虚しく、余命三ヶ月。 「もうどうにもできないみたい」 私達を心配させまいと無理矢理笑う雪音は、いつになく痛々しかった。 〇〇〇 「ゆきねぇ、死んじゃだめぇ。良くなったら、一緒に遊園地行くんでしょ?ねえ!」 私達は死にかけの雪音にすがって泣いた。 「ちぃちゃん、ごめんね。遊園地、もう行けないみたい」 弱々しく謝る雪音。 「雪音の馬鹿ぁ!」 凛子も弱々しく叫ぶ。 「いいこと教えてあげる」 最期の力で、雪音はベットサイドのテーブルに置いてあるお見舞いのバラの中から、黄色とオレンジ、ドット柄のバラを数本取りだし私の腕に押し付けた。 「花言葉、調べてね…」 その腕ががっくりと落ちる。 雪音はその言葉を最期に息を引き取った。 時が経ち、今の私は27歳。 雪音のような患者を救うべく、私と凛子は医者になった。 バラの花言葉を調べた時、二人で思わず泣いた。 バラの花を見かけると、今でも雪音の事を思い出す。 終わり 花言葉 黄色いバラ 「友情」「平和」「愛の告白」 オレンジのバラ 「無邪気」「魅惑」「絆」「信頼」 ドット柄のバラ 「君を忘れない」
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すごいですね
花を使って、その花の花言葉で思いを伝える…。 すごいですね。 個人的にはオレンジのバラが好きです。 この3人に当てはまるような気がして…。
花言葉…
いいお話ですなぁ… 花言葉が最後に伝えたい言葉だったのでしょうかね? めっちゃ感動しました。黄色いバラの花言葉が心に刺さりました… 雪音ちゃんは言うべきことを言えて良かったです。
凄くいい話です!
こんにちはベリーです(*^o^*) すごくいい作品でしたぁー。゚(゚´Д`゚)゚。 感動です!すごくいい作品でした また書いてください^ - ^
悲しい!そしておもしろい!
年下だけどごめんなさい! 花をつかって雪音ちゃんの思いを伝えるなんて…さすがです! 感動!涙出ます。。。 文章構成も良いと思います。 他のお話も待ってます!! 以上、小説担当!一華さんでした。