忘愛症候群
ある日学校に行ってみると、端の方の席にとても可愛らしい女子が座っていた。短めに切った黒髪に真ん丸で可愛らしい目には青い眼鏡をしている。その子を見たとたん体に電撃が走るような感覚に陥った。もしやこれが恋というやつなのだろうか・・・? しかし、俺はきっとヘタレという奴なのだろう。話しかけようとしてもどうしてもどもってしまう。・・・でも少し、違和感を感じた。朝会ではその子の事を紹介していなかった。それに、その子は俺や俺の友達が近くを通ったりするとびくっとして怖がっている様に見える。俺の思い違いかもしれないが・・・ 次の日、俺は係の仕事があるので少し早めに登校して校庭を歩いていた。冬でこの時間帯だとかなり寒い。息を吐こうと上を向くと、そこには息が止まるような衝撃的な光景があった。彼女が・・・髪の短い彼女が、宙を舞っていた。そのまま彼女は落ちていき、コンクリートに体が打ち付けられて首と足の関節が変な方向に曲がる。 その途端、ある事を思い出した。俺は、虐めっ子。彼女は虐められっ子。俺は彼女を虐めてたんだ。でも何故、そんな事を忘れていたんだ?彼女に恋をしたような感覚になったんだ?そこで俺はとある病気名を思い出した。 「忘愛症候群」愛する人との記憶が消えてしまう奇病。そしてその記憶が戻る方法はただ一つ。愛する相手が死亡する事。・・・それじゃあ俺は、こいつの事が好きだったって事か?でもそれなら全て辻褄が合う。悲しくて、辛くて、申し訳なくて、涙が出てきた。ごめん。ごめん○○・・・そんな事を言ったって、後悔をしたってもう遅いのだ。彼女はもう、死んでしまったのだから・・・ END 感想お待ちしております!
みんなの答え
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素敵!
やほ^ ^ ゆずだよ! 本題 素敵な話です! またね
とてもいい物語ですね。
題名に惹かれて見たらとてもいい物語でした。切ない物語ですね。好きな人を忘れてしまう、好きな人が亡くならないと記憶が戻らないなんて。 そんな物語を考えられるなんて月見兔さんすごいですね。他の作品も見てみたいです。(≧▽≦)
素敵です
このお話、凄く素敵で好きです。 なんというか、儚くて文章も綺麗で… 月見兎さんのいろいろな小説が読みたくなりました。 これからも、もしお話が投稿されるなら絶対読みます。