さよならと夢
「私、死んじゃうの。」 私の目に映ったのはとても痩せて苦しそうに笑う親友の姿。 細い腕からは痛々しく点滴が繋がっている。 何も声が出ない私を見て、また苦しそうに笑った。 「事故じゃなくて、私は元々持病があったんだ……言ってなくてごめんね。」 ただ時間だけが過ぎていき、私はただ呆然と立ち竦んでいた。 「最期に、美夏にさよならを言いたくて……」 頭の整理が全くつかない中、私の口から溢れたのはとても小さな声。 「ねぇ、そんな事言わないでよ……」 「今までありがとう。さようなら。」 それから何をしたのかあまり覚えていない。 でも、唯一覚えているのは病室の冷たい青色と、息をしていない親友の姿だった。 何をどう叫んだのかもよく覚えていないが、ずっと子供みたいに泣き叫んでいたと思う。 あれから10年。私は大人になった。 あの時の苦しみをもう誰にも味わって欲しくない。 勿論辛い事もあったし、嬉しい事もあった。 でも、きっと誰かの幸せに繋がってるはずだ。 そんな気持ちから私は今日も、白衣を手に取る。
みんなの答え
※きびしいコメントを見たくない人は
「見ない」をおすと表示されなくなるよ!
すごいっ!!
ホントの本を読んでるみたい!
回答失礼します!
最後の白衣をとるというところから、美夏ちゃんは医者(医療関係の仕事)に就いたのですね。 友達の死を乗り越えて、人を救うお仕事に就いた、ということですか...(;∀; ) 勝手な解釈なので、間違えてたらすみません... とても感動しました!これからも素敵な作品を作ってくださいね(*´▽`*)
かなしいね
はじめましてそれはかなしいね
すげー!
なんかすごくすごい!(語彙力糞以下) とにかくすごいなんというか、ある程度考えさせられる感じが物凄く上手! 新作求む。
すっごい面白い!
とても面白いです!!!!!!! ただの青色じゃなくて冷たい青色とか、痛々しく点滴が、とか小説家みたいです!!私の一個上とか思えません、、、 才能あると思います!!