嘘をついて砂糖を隠す
「どうしたの?」 やめて、聞かないで 「ん、何でもないよ。」 嘘をつくしかなくなるから 「そうなの?何かあったら言ってね?」 君に言ったら幻滅しちゃうでしょ? 「うん、わかった」 貴女の事が好きだっていうこと。 ゲホッゴホッ 「青、桃……今日も全く同じ色。」 私の名前?……潮里美咲。そう、【しおざとみさき】であってるよ。 今の光景?あぁ、それは私が持つ持病の影響だよ。 私は嘘糖病という病気にかかっている。 嘘をつくと糖を吐く病、そう書いてきょとうびょうと読む。 医者曰く、彼女に関することで自分に絶望したから病気にかかってしまったそうだ。 発症すると嘘をついたその日の夜に嘘をついた感情の色の金平糖を嘘をついた数だけ吐き出す。 怒れば赤いし悲しければ青いし恋情だったら桃色……っていう風に。 その糖分は体内にあるものだからどんどん痩せていく。 そして……この病気を治す方法は彼女に嘘を暴かれること。 それすなわちいつか彼女に私の【好き】がバレてしまうこと。 ちなみにこの金平糖、食べてみたら物凄くしょっぱかったけど彼女にあげたら甘い甘いと言っていたので、溶かして捨てるだけでなく星型の瓶に詰めて家に置いている。 因みに私は彼女の事を好きって言ったけど友として?それとも恋人として?だって。 勿論恋愛の方だよ。友人ならこんなことする必要ないじゃない。 おかしいといえばそうなのかもしれない、いや分からない。 好きになってしまった以上どうしようもないのだから。 私としてはね、恋がバレて成就しなくてもいいんだ。 彼女が皆を引っ張る天使のような存在であることは知っている。 そんな彼女の優しさに惹かれてしまったのも知っている。 だけど彼女に悲しい顔はさせられない なら…… 「……このままこの病気が治らなくてもいいのに。」ゴホッゴホッ (……願うなら彼女が嘘に気づいて恋が成就しますように。) そうして私は青と桃を混ぜながら、朝を迎えていく。 ====END==== さて、私が思うことは一つ 通してくれ神様仏様……!! あ、良ければ感想お願いします。 初めてこういう系書きましたね('ω')