AIミッション
23世紀、世界は自我を持ったAIに支配されようとしていた。AIに依存していた人類は予期せぬAIの反逆にたじろいだが、やがて、人々たちにより、軍が出来た。その軍の中に、十四歳の美少女、ミヤと、ミヤと同い年の美少年、タクヤがいた。 ミヤとタクヤはAIの本拠地に乗り込み、勢いよく銃撃した。不意をつかれ、AIたちはバラバラに砕ける。後の処理はプロ揃いの後方支援部に任せ、二人は先に進む。先輩であるミハルがミヤに言った。 「落ち着いてね。決して慌てたり、冷静さを欠いたりしないように」 「もちろんです、ミハル先輩」 タクヤも先輩のユイに 「作戦決行まであと3分。それまで落ち着いて対応してね」 と言われている。 やがて、敵地の中心についた。ミヤは腕に巻いた時計を確認した。 「あと1分です!」 四人は瞬時に自分に与えられた仕事をこなした。それはわずか30秒で済んだ。残り、半分。ミヤとタクヤとミハルとユイは駆け出し、中心から逃げ出した。四人が敵地から脱した瞬間、ドカーン、ドゴォォォ!!ととてつもない音とともに、爆発した。 「これで戦いも終わり」 ミヤはつぶやいた。 自分が生まれる前、20年前から続いた戦いは今日、終わりを告げた。だが、それはミヤに喜びは与えなかった。むしろ、ともに戦っていた仲間がいなくなったショックの方が大きかった。レイカ、マナツ、ナナセ、フウコ、サヨ、メバエ、サヨコ、サヤ、カホ。今、この、勝った瞬間を仲間たちとともに、見たかった。共有したかった。ミヤには家族がいる。父、母、弟。強い三人の家族がいる。だが、ミヤの心は、穴が空いたようにぽっかりと空いていた。 軍に戻った四人は、仲間たちともに、祝杯をあげ、AIが反逆する可能性、復活する可能性はゼロパーセントであることを祝った。 ミヤは、喧騒から逃れ、仲間ためにも勝ってよかったと実感した。なぜなら、ミヤはこの笑顔を見るために戦ってきたのだから。