将来
将来ってなんだ。 人々は皆口にする。「将来は何をして~」「将来の夢は~」未来のことなんて誰にもわかるわけないじゃないか。タイムマシンはまだない。予言者の言葉も本当かウソか分からない。 教師は口にする。「確かに社会に出てからは役に立たないかもしれないが、将来の為に今勉強を~」どうなるか分からないもののために、必要ないことを勉強するのか。 小学生は口にする。「将来は!立派な!ゆーちゅーばーに~」少年も、あと何年そのセリフを言えるかな。 将来なんか、目に入れたくない、口にしたくない、耳にしたくない。けれどそれはゆっくりと、でも着実に近づいてくる。 親は口にする。「あんたももう高2なんだから、いい加減進路のこと本気で考えときなさいよ。」うるさい。うるさいうるさいうるさい。黙れ黙れ黙れ。将来何をしたい?何になりたい?何を学びたい?その「何」が決まっていないといけないのか。決まっているのが「通常」なのか。決まっていない自分は「異常」なのか。 人々は皆その「何」を持っていない人を嘲笑(あざわら)う。しかし、持っていないものは持っていないのだ。 その「何」を持っていない人々は、社会的に失敗するケースが多いことは知っている。 それでもないものはないと言ったらないのだ。 この先の道が真っ暗だ。どう進めばいいのか、どこを進めばいいのかわからない。 真っ暗だ。真っ暗だ。真っ暗だ。 将来ってなんだ。