「引っ越しと弟」
今は、雨が降っている。最悪の卒業式だ。 「美咲」名前が呼ばれた。私は、卒業証書を受け取る。 これで終わり。私は出席番号が最後だった。 雨がやまないまま、桜小学校の卒業式が終わった。 と、言いたいところだが、これは練習。 本番は3日後だ。 私はあと3日で卒業し、別の県に引っ越す。 引っ越し先は、ママの実家。 ママが妊娠してるから引っ越すことになった。 出産予定日は5月30日。男の子らしい。 パパは、私が3歳の時に病気で亡くなってしまった。 寂しいけど、しょうがない。 そう思いながら、教室のまどから外を眺めていると、 「ねぇ。名前考えたよ!」親友の夏歩だ。 「えっ?」いきなり話しかけられて、びっくりした。 夏歩は「弟の」と言うと、私に1枚の紙を渡した。 そこには、弟にぴったりの名前が書いてあった。 私は涙目でほほ笑んだ。「ありがとう」 弟ができる嬉しさ。引っ越す悲しさ。 2つが重なり、涙が溢れた。 fin(この物語はフィクションです) *risaです。読んでくれてありがとうございました。 *美咲の弟の名前を考えてくれると嬉しいです。