たったペットボトル1本の水で
私は、細川 愛由美。皆からは「あゆ」って呼ばれてる。 どこにでもいるいたって普通のJK。 友達もいるし、彼氏もいる。優しい家族もいる。(チョットヘンナ妹もいるけど…) これは、そんな私がある日見かけたホームレスのおじいちゃんを助ける、ちょっとした物語。 「あゆちー、行くよー、妹ちゃんも待ってるよー!」 そう言うのは私の友達、鈴木 加奈。 「毎回毎回遅いんだよ」 このうっざーーいのは私の妹、細川 奈美。 「はいはーい、今行きますよーだ」 私は少し皮肉っぽく返事をする。が、当の妹は全く反応しない!こんのっ… 「やっぱ百合香は1位なのかなー」 「放課後行く?行くなら何食べるー?」 再来週ある中間テストの事や最近駅前にできたパンケーキ屋の話をしていると、私達がよく小学生の頃お世話になった桜木公園の木の下に、薄汚いボロ布を纏ったおじいちゃんがこれまた汚いダンボールの上に座っていた。 「うわきったねあのジジイ」 相変わらず口が悪い子。 というか、大丈夫かな?あのおじいちゃん… ……心配だ 「ちょっと私行ってくる!」 待ってよ、と言う2人の声を背に私は駆ける。 「大丈夫ですか?」 おじいちゃんに声かけをする… が、返事はない。 「おーい、大丈夫ですかー?!」 「み、」 え? 「水…くれ…」 そう言って私はカバンの中の財布を見る。 側に自販機はあるし、お金も足りるけど… 水を買ったら、お金がなくなってパンケーキが買えない…どうしよう、約束したのに… 私が2人の分も奢るって言っちゃったのに~~! 「水…」 でも、こんなに苦しそうなおじいちゃんの前だと… ぐうう!仕方ない! ~チャリン…ガタン さよなら、マイマネー… 「おじいちゃん水!」 「おお、ありがと…な」 良かった、これでー… 「ちょっと愛由美ー!遅刻する!」 あっ、遅刻しちゃう! 私達は急いで走る。 が、案の定遅刻する。担任の先生に叱られる。「ホームレスのおじいちゃんを助けてました」なんて馬鹿正直に言ってもなぁ… 放課後になる。パンケーキ奢れない。 「姉貴、自分の分をなくしたら買えるよ♪」 私の妹よ、どうしたらこんなのなるのだ。教えてくれ。 今日は最悪な1日だ…… 次の日、私はあのホームレスのおじいちゃんを見かけた。 おじいちゃんは昨日より元気で、昨日より汚くない。 よく見ると、私が買ってあげた水のペットボトルが置いてある。全てからだ。 更にその側に洗濯用の…なにこれ?…まあ、洗濯する何かが置いてある。 私は納得した。おじいちゃんが綺麗なのと、元気な理由。 おじいちゃんを助けた様な気分になった。 清々しい。 私はこれからも、あのおじいちゃんに何か買ってあげるつもりだ。 「おじいちゃーん!おにぎりいる?」 ただの「普通の女子高生」でも何かができる。小さな幸せを生み出すことができる。 私はこれからも、こんな風に生きていきたい。 END ここまで読んでくださり、ありがとうございました! 良ければコメントやアドバイス、書き込みお願いします!
みんなの答え
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すごーい!
こんにちは!niziuLOVEでーす! すごいですね 才能があると思います。 うますぎる・・・
面白かったです!
主人公の優しさがおじいさんを救っててとても良かったです! 妹がめっちゃムカついた…w
感動
感動しました・・ 文章かくのお上手ですね。 あゆちゃん良い子ですね。わたしも見習わなければ・・(^_^;)
えらーい!!
人助けできて偉いですね!! 私も人助けできるといいなぁ!! あゆちゃん優しー!! 少し妹ムカつくー!! あゆちゃん、憧れます!
学生ならではの小説!
面白いです 短編ですが、心情の変わり方が上手く表現出来ていますね!