天使は星空に願う[短編小説]
遠い遠い時の果て。名も無い時代のこと。仲の良い2人の天使がいた。シャラとレンだ。2人はある星の守護者だった。そして、彼らはその星をしっかりと導いてきた…はずだった。発展したその星の者達は、発展し過ぎたゆえに星の自然が失われていき、遂に戦争を始めた。 “天使は星に過干渉してはならず” この掟により2人は手も足も出せなかった。それでも、2人はできる限りのことをした。しかし戦争は止めれなかった。困り哀しんだ2人は神に戦争を止めるよう願った。すると、神はこう言った。 「止めてもいいが、その代わりお前達は2度とお互いに会えず、命に限りがあるものになれ。」 2人はとても哀しんだ。しかし、愛し導いてきた星を見捨てたくなかった2人は承知した。やがて、戦争は終わり星は救われた。 {どこかの星} 空を見上げると美しい星達が光っていた。光っていない星もあるがそれはそれでいいと思った。 「蓮夜(れんや)、また星見てるの?早く寝なさいよ~。」 「わかってるよ。母さん。」 彼女は元気にしているだろうか?今同じ空を見てたりして…。あの星は戦争がまた起こったりしてないかな?あぁ、君に会いたい。でも、会えることはないんだ…。 夜の海辺を散歩するのは好きだ。美しい星達が見れるから。光っていない星もあるけど。 「あれから何年かな?」 全然わからないや。彼は元気かな?今同じ空を見てたりしてね…。あの星は大丈夫だと信じよう。でも、でも…君に会いたい。涙が思わず零れた。藍色の世界で寄せうつ波は私をもっと虚しくさせる。 いつか君と一緒に星空を見れますように