カツサンド
「うわあ、良い匂い!」 近くのパン屋さんに入ると、フワっとパンの匂いが周りに充満した。 私の名前は稲葉 栞。近くの中学に通う中学1年生。 成績は上。ルックスも自分で言うのもなんだけど、良い方。充実した毎日を送っている。 今日も彼氏とデート・・の筈だったんだけど・・。 『ごめん、好きな人が出来た。別れて。』 『えええええええっ!?』 頑張ってアピールして、ようやく付き合ってもらったサッカー部のエース、水無月先輩に振られてしまった。 そして今、家に帰るところ。稲葉 栞、今まで最高の不幸です。 で、いつもの帰宅路をトボトボと歩いていたんだけど・・。 「・・こんなパン屋さん、あったけ?」 可愛らしい赤の外壁に身を包んだ、パン屋さんに通りかかった。 店名は、「お姉さまのパン屋さん」・・。 異色のネーミングセンスに惹かれたのか、店内に入ると、 「わあ・・・」 目の前には色とりどりのパンが! クリームパンやカレーパン、デニッシュにクロックムッシュまで!とーっても美味しそうなパンが勢ぞろいしていた。 そのパン達に見とれていると、 「あら? 初めてのお客様ね」 と、美しい女性の声がした。驚いて振り向くと、入口のドアに黒髪を後ろにお団子にし、赤い制服に身をまとったお姉さんがいた。 「あ、どうも! お邪魔しています!」 私がお辞儀すると、お姉さんはにっこり笑って、 「どうぞ、見ていってね」 と言って、レジの方へ入っていった。 あの人が、店長さんなのかな・・? そう思いながら、パンを見つめる。 ぐぅ~ はっ、お腹が! うう、お腹空いた~~ ・・ひとつくらい、買っちゃおうかな。 私は、お盆をてに取った。 「うーん、どれにしようかなぁ・・・」 悩む。だって、全部美味しそうなのばかりだから。 でも、あんまり長居してはいけない、と必死に考えていると、 「カツサンドはいかが?」 と、さっきの店員さんが話しかけてきた。 「カツサンド・・ですか・・」 「そ。人気パンなのよ」 店員さんが笑う。 カツサンドか・・でも、カロリー高いし・・と考えていると、 「あなた、悩みがあるわね?」 「!!!!」 な、なぜそれが! 私の表情を読み取ったように、店員さんは「図星ね」と笑う。 「・・悩みがあるときは、いっぱい食べなさい。このカツサンドね、特殊な製法をしていて、カロリーがふつうより低いのよ」 カ、カロリーが低い・・ その言葉に惹かれたように、かつサンドを取る。 「これ、ください!」 家にかえって,袋をあける。 かつサンドを頬張る。 「うん、美味しい・・・」 カツサンド食べたかったので書きました・・
みんなの答え
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いいなぁ...
なんとなく普通(?)な感じがいいですね! 最後の一行、笑いました。自分は、クリームパンがいいです!