暗い世界に咲く花
幼いころから、暗い世界に独り生きてきた。 親からも、周りからも。避けられては、都合よく利用されて。 ーなぁ、僕が何をしたっていうんだよ 凸凹した道をたどりながら歩いていると、なんだかいい香りが漂ってくる。 思わずその香りの正体が知りたくなって、香りが強くなるほうに歩く。 「これか…なんだろう………は、な…?花だ」 香りの正体は花だった。何の花だろうか、つい気になってしまう。 「ぁ、こんにちは。花が気になるんですか?」 花に夢中になっていると、高めで女性らしい綺麗な声に少し驚く。 「え、あ、こんにちは…」 驚いてしまい、返事がぎこちなくなってしまう。 「それはスイートピーですよ。白なので花言葉は、``ほのかな喜び``。」 「へぇ…スイートピーか…」 何の花なのかがしれてスッキリする。 「こうして玄関のそばで育てると、帰ってきたときとか、なんだかいい気分になるんです。」 …人の家の前だったのか。失礼なことをしてしまった、申し訳ない。 「あ、人の家の前で…すみません失礼なことを…」 ー「いえ、むしろ嬉しいですよ」 「え?」 「ほら、自分で育てた花の前に、こうして立ち止まってくれて、…とても嬉しいです。」 …変わった人だな、と思う。 「もしかしたら貴方も、この花に出会って、何かちょっぴり嬉しいことがあるかもしれませんよ。 新しい自分とかみつけられたりして 私、この花のおかげで変われたので…」 「…ありがとうございます。なんか元気出ました。」 幼いころから、暗い世界に独り生きてきた。 親からも、周りからも。避けられては、都合よく利用されて。 …でも、それでもいつか。変わってみせる。少しの喜びと共に生きて、いつか。 生きて変わってみせると決めたとき。 少しだけ、花の姿が見えた気がした。
みんなの答え
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!!
すごくいいと思います!また投稿してほしいです
良い!(o・ω・o)
こんにちは! タメ口で話させていただきます。 ↑(不快と思われたらごめんなさい) この短編小説を読んで、 すごいなと思ったよ! 最後の『生きて変わる』という ところが感動した! また書いてね!
すごいすごい!!
なんかすごい感動した!! 主人公が明るい未来だといいなー! 最後の文感動したよー!!