今日も普通の日だった。
つまらない毎日だった。 いつもと変わらないなんの面白味もない 毎日。退屈な中学校生活続けて3年目。 飽きが来るのは実に早い。 中学校ってなんて楽しいんだ!なんて 言っていた時期はすぐ終わる。目の前にあるのは受験。内申点やら模試やら 俺の周りは忙しい。え?俺はって? …いいんだ。俺が行くのは家の隣にある 東高校。1番近くてそこまで頭も良くないんだろう、俺の成績があれば充分いける。小学校に入学して、その近所に引っ越そうと親が決めたその瞬間からその運命は決まっていたのだ。 どうせ決まっている運命、つまらない学校、今日も塾…。 俯き加減で靴を履き替える。悠斗が、 校門で待っているのも、いつも通り。 クラスでもモブの俺は同士の悠斗くらい しか相手がいない。めんどくさい性格の うるさい奴。友達、ではない。 カバンを背負って歩き出すと後ろから 声をかけられる。 「あ!あ、あの!杉本くんっだよね?」 尻すぼみになった不安げな声、 この顔は…誰だ。 「同じクラスの荒井花音。あんま話したことないけど覚えてる…よね?」 「…覚えてない。」 本当だった。クラスの女子なんか目立つ奴しか覚えてないし、地味系女子に興味はない。…まあ、派手系に興味があるわけではないが。けれど、おれの返事を聞いて彼女は俯いた。悪いこと言ったかな。女子はめんどくさい。人の記憶になんとか入り込むことが生きがいになっているようで、俺のようなモブでも覚えていないと言われるのは嫌らしい。 「…っと、とにかく!ごめん、これ、 あっあげるから!」 封筒に入った手紙、手渡される。 意味がわからない。どもりすぎだろ。 しかし、聞く間もなく荒井は走っていってしまう。 「…なんだこれ。」 家に帰ってから開けてみよう。とりあえず、今は悠斗だ。荒井のせいで遅れてしまった。時間に厳しいのだ、あいつは。 案の定、アイツはふくれていた。 「遅いぞ」と言いながらも2人、並んで帰る。いい加減飽きたな。話の内容は愚痴かネットの話ばかり。本当は話すことなんてないのだ。一緒に帰る必要なんてないのに、自分で思って自分で苦笑する。 馬鹿だな、俺。悠斗がいなかったらぼっち確定だぞ?あー、今日もつまんなかったな。家帰っても楽しくないもんな。 あーあ。 2人は歩いて帰路に帰る。 2人が通り過ぎたコンビニアエンスストアに派手な垂れ幕がかかっていた。 “HAPPY VALENTINE” 弓を担いだ天使が、コンビニの簡素な天井を舞っていた。 おしまい。 どうでしたか? 今度は恋愛系書いてみました! こういうのは初めてだな。恋愛系なんて普段読んだこともないのに…笑 感想、お願いします! 荒井ちゃん可愛くないですか?