真っ暗な世界に咲く花は
私は毒を持つ、一輪の鈴蘭。どこまでも真っ暗な谷の底。そこで、私は花を開いた。誰もいないこの場所なら…この身の毒で誰のことも傷つけなくていいから… そんなことを考えていると、また風が強くなり、雨が降ってきた。今夜も嵐になるだろう… すると、予想通り嵐の夜になった。もう、いっその事なら千切れてしまいたくて…私はただじっと終わりの時を待った。この場所から…この身体から解き放たれるその日を夢見て…私は眠りについた。いつか、生まれ変わり…日向で咲くの… 気がつくと、夜が明けていた。また、不安と恐怖に怯える毎日が始まる… いつになったら、私は生まれ変われるのだろう…毒もなく、誰のことも傷つけない身体になれる日は来るだろうか…私は目をつぶり、神様に願った。 「神様、どうか私を助けてください。もう楽にしてください…こんな日々を過ごすのはもう嫌…」 目を開けると、こんな場所で1羽の渡り鳥が羽を休めているのが目に入った。 もしかして、彼が神様…?そう思った私はさっきと同じことを彼に願った。 「ねえ、私を助けてください…もう楽にしてください…」 彼はしばらくの間、じっと私のことを見つめた。そして、彼はこう告げた。 『もうすぐ、ここは南からの雷雲に沈みます』 南からの雷雲…?ああ、そうか。私、ようやく楽になれるんだ。雷雲に沈むということは、私は… 『もう時間がありません。今夜は今までにない大嵐になるでしょう』 そう言って彼は羽ばたいていった。 彼が見えなくなると同時に、冷たい雨が降ってきた。そして、今までにないくらい強い風も吹いてきた。 やっと私は楽になれる…そう思って、雨風にこの身体を委ねた。轟音の中、稲光が空に弾けて…待ちわびた瞬間のはずなのに私は震えていた… 一晩中、雨風に打たれて震えながら眠った。でも、だんだん雨がおさまって…夜が明けたら、光が刺した… その光で私は目を覚ました。 この谷に光が刺すことなんてなかった。初めて見る光景に、私は泣いていた。 これが青い空…白い雲…真っ赤に光る太陽…なんて世界は美しいんだろう… あぁ…そっか…私、やっとわかった…これが『希望』だ… 私はこの世界を知らなかった。こんなにも世界は美しいなんて。 ねえ、嵐の夜よ…何故私を置いていったの…?身を焼くほどの憧れを見せて… 嵐の夜に問いかけていると、太陽がキラッと光り私を照らした。 太陽が私はこのままで良いって…自信もって良いって言ってる… 眩しい光を浴びて…強くなれるか、光に妬かれて朽ち果てるか… わからないよ…でも、ここで咲く。
みんなの答え
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ふああああああああぁ↑↑↑
こんにちは!こずえさん!雪見大福です 今回のお話も素敵でしたぁ#´∀`# お花視点って考えたこと無いので 新鮮でした!特にラスト3行が好きです!!!ホントに私の三歳上だとは信じられない…ちょっと語彙力分けて欲し…ww次回作も楽しみにしてます♪ それでは!