Diary【短編小説】
ある日僕は日記帳を見つけた。 プロフィール 名前:美羽。年齢:9歳。性格:陽キャ。クラスのリーダー的存在。 7月6日 今日は体調を崩してしまい、学校を休んだ。 今までの6年間休まずに登校していたから、休んだ時はものすごく暇だった。辛かった。寂しかった。今日の分の宿題はわかってるからやろうと思った。ただ、運が悪く、今日から新しい単元なのだ。問題がわからなかった。なんか全て嫌になってきた。イライラしてきた。だから、散歩に行くことにした。犬のみるくと一緒に、今から行ってくる。 7月7日 みるくが死んだ。昨日の散歩で飛び出して、車にひかれてしまった。悲しかった。辛かった。寂しかった。もう何もできないと思った。隣でお母さんとお父さんが泣いている。私の泣いた。みるくに、早く戻ってきてって言いながら。 7月8日 今日、2日ぶりに学校に行った。みんなに「おはよー。」って言ったら、返事をくれなかった。先生も言ってくれなかった。授業中にも先生は私を当ててくれなかった。そして、一番辛かったのは、持ってきたはずの持ち物は消え、私の机には菊の花が1本置いてあった。私は何もかも失った。お母さんもなんも話さない。みるくのことが強く響いているのかな。だから今日の夕飯はインスタントラーメンだった。 7月9日 昨日のことが怖くて今日は学校には行ってない。みるく、早く戻ってこないかな。 7月10日 みるく早く戻ってこないかな。 7月11日 みるく早く戻ってこないかな。 ・ ・ ・ ・ 7月18日 わたしはみるくに会うって決めた。 怖くなって僕は日記帳を閉じた。その瞬間、僕の肩に何かが触れた。 「それ、見ちゃったんだ。」 ああああ、死ぬ。と思いながら振り返ると、黒髪の、白いワンピースを着た女の子が立っていた。 でも、意外と可愛かった。 「それ、見ちゃったんだ。」 「今からみるくに会いに行くとこなの。だから、それも持って行こうと思って。バイバイ。」 ってことは今から死ぬってことだよね!? 「ちょっと、待って待って。みるくちゃんはそんなんで喜ぶと思う?」 「喜ばないと思う。わかってるよ。でも私が会いに行きたいの。」 「じゃ、じゃあ、みるくちゃんに手紙を書くってのはどう?書いた手紙を燃やせば届くって聞いたことあるよ。これならみるくも喜ぶんじゃないかな。 「でも住むところない。お母さんに追い出された。」 「じゃあ、僕の家にすまない?一人暮らしだし。」 「……うん、じゃあそうしようかな。」 「よかった……。」 僕の初恋相手は、結構年が離れている、まだ名前も知らない女の子だった。 「私ね、実はみるくと一緒に死んだんだよね。」 そして、終わった。 感想、お待ちしております!
みんなの答え
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なんか不思議!
なんかすっげえココロに残るストーリーでした。またの更新お待ちしています。
そもそもカッコイイ、、、
題名がスゴすぎる。 それにオチもしっかりしている。 これぞ短編小説の王道だと思いました。
スゴイイ!!!
怖いけど感動しました! まさか女の子まで死んじゃってたなんて考えてなくてすごい驚きました! これからも頑張ってください!!!