冬にひまわりを咲かす条件(短編小説)
あの頃。あの冬。ひまわりは咲いていた。 「咲夜(さよ)って私たちに興味ないのかな。」 突然耳に入る言葉は私に向いていた。 「それな!あの子なに言ってもうなずくだけだしさ。」 私は咲夜。私は病気だ。治らない病気。学校で言葉を発せられない病気。 外は雨が降っている。私は立ち上がる。 そのまま足は保健室に向かう。 体は全身冷え切っている。靴下を上げて、セーターを着た。 トントン… 保健室の扉を開く。そこは電気の光が明るくて、まるでひまわりのようだった。 「こんにちは!」 保健室の先生の声は穏やかだった。先生はストーブをつけた。隣のベットには、同い年くらいの男の子が寝ていた。 「光弥(こうや)くん。また、寝ちゃったのね。」 そう言って先生は布団をかけに行く。 私はその黄色いあたたかそうな布団に目を細める。 「咲夜ちゃんも寝る?」 私は少し迷ってから首を横に振る。そして、光弥と呼ばれた彼に目を向ける。そうすると、何故だか昔のことが思い出される。 「咲夜、ひまわりはいつでも咲くよ!例え冬でも、にっこり笑顔の種をまけばたくさん咲くよ!!」 お母さんは微笑んでいた。私も微笑んだ。あれは、小さい頃の夏。ひまわり畑に行った時の記憶だ。 「咲夜が笑顔なら俺も冬でもがんばれるしな!」 お父さんまで言って、大笑いしたのをよく覚えている。 「二人とも!起きて!!」 アルコールの匂いと、先生の甘い香りが混ざる。その声と香りで目を覚ますと、いつの間にか辺りはオレンジ色だった。 使っていた青い布団から一歩出ると、氷を踏んでいるような冷たさだった。 泣きそうになって光弥をみると、彼はニコニコしてこっちをみていた。私も微笑んだ。 そしたら、冷たさなんてなくなった。むしろあたたかいぐらい。 冬のひまわりを咲かす条件。それは、笑顔だけ。冬のひまわりは言葉がなくたって咲くのだ。 私はそれ以来、笑顔で学校へ行った。 言葉が喋れない相棒、光弥と一緒に。 end 作者より 読んでくれてありがとうございます!! 久々に書きました!よかったら、コメントください!!
みんなの答え
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やっほぉー!!!
いいねっ!! この小説読んで元気になれたよっ! ありがと!!! これからもたくさん小説書いてねー!!
マインぢゃゃゃん!
良すぎた!マインちゃんの小説が良すぎる…尊いよ。 マインちゃんが、小説発売したら爆買いする…ぐらい、マインちゃんの小説が素敵… なんか切ないね。青春って感じ。 私の青春はいつ来るの?
マインちゃーーーん!!
大ファンだよ~! 元気になる和ましい小説をかいてくれてありがとう!!!!
やほーー!!
今学校が終わったゆいしばだよ!! 前向きになれる小説ありがと!
マインちゃん♪
マヨです! マインちゃんはやっぱり才能があるね!!! ひまわりって太陽の方に向くけどあれって明るい未来に行くからじゃないかな?って私は思ってるよ! ひまわり大好き!