リア充
「ねえねえ圭くん」 「ん?」 「あのさ、手、繋がない..?」 「そーゆーことは男から言わせろ」 「ぇ、あ..圭くんの手あったかいね」 「由香、冷え性だろ、あっためてやる」 「そういえばさ」 「んー?」 「雪」 「雪?雪なんか降ってないじゃん」 「違うよ、雪だよ、紺野雪」 「あー紺野のことか、紺野がどーした」 「圭くんと付き合ってるかも」 「..は?」 「だって、この前雪がね、『藍川くんって優しい〈?〉』って」 「俺が優しい?何でそれで付き合ってることになるんだよ」 「2人で話すの?」 「委員会が同じなんだよ、卒業式の」 「ふーん」 「しょうがないだろ、色々作業大変なんだから」 「じゃあ今度から雪とは話さないで」 「何でそーなるんだよ、浮気とかしねえから」 「私だけを見て欲しいの」 「..ったく、由香にそう言われたら断れないな」 「..へへ、他の女の子もダメだからね?」 「おうよ」 __ 「あ、律くん~」 「お、由香ちゃん、私服?可愛いね」 「うんっ。律くんのために気合入れてきちゃった」 「えーマジ?嬉しいな」 「律くんの服も大人っぽくて格好いいよ」 「由香ちゃんに褒められると自信つくなー」 「そういえば、先週麻理と廊下で話してた?」 「あー、俺の妹と佐倉の弟が同級生なんだ」 「へー。..なんか寂しい」 「別にすれ違って少し会話しただけだよ」 「うん..由香のこと、すき?」 「..当たり前でしょ」 「じゃあ、他の女の子とは話して欲しくないな」 「..可愛いこと言うじゃん、分かったよ」 __ 「由香、最近調子どーなの?」 「ロクな男は居ないかな」 「相変わらず、由香ちゃん男の子に厳しいね」 「そういえばさ、麻理の弟って○○中でしょ?」 「うん。」 「何とかって人の妹、麻理の弟と同じ中学校でって__」 「なにそれ、気持ち悪っ」 「何とかって、名前も覚えてないの?ダメだなー」 「はー..私は2人とは違って何人もいるの、顔覚えるだけで精一杯」 「私だって最近ウジャウジャ増えてきたんだよ、てゆーかそれ律くんじゃない?」 「あ、律か、麻理と被っちゃったじゃん」 「言っとくけど由香、圭も被ってるわよ」 「雪も?あー、薄々気付いてた」 「ん、趣里ちゃん達もうすぐ来るって」 「趣里来る?久しぶりだね」 「あいつ高校入ってから充実してるからね」 「今度はTwitterでやろっか」 「そうね、楽しみ」