逃亡都市(グロ表現があります)
色鮮やかな光が華やぐ渋谷。ビル群の下で高低様々な悲鳴がこだましている。 僕はいまだに状況を理解できないでいた。そろって何にパニックになっているのかわからない。パニックの根源は何故か僕の興味を掻き立てた。僕は人をかき分け人々が逃げてきた方角へと進んだ。 人をかき分けた先にいたのは化け物。「化け物」としか僕には表現できない。かなり整った顔立ち”だった”のだろうと思う。だが、裂けた口で不気味に感情の無い笑顔を浮かべるその姿はまさに化け物だった。化け物は鳥の様な足を地面にめり込ませスクランブル交差点に直立していた。警察官や自衛隊が銃を化け物に向けている。銃を持つ手を震えさせる者がほとんどだった。しかし化け物は銃に怯える事なく「ばん」と一言。化け物の声と同時に銃を向けていた警察官や自衛隊員が破裂した。人々が泣き叫び、逃げて行く中僕は鼻水を垂らしてその場に立ち尽くした。こんな化け物がこの世界に存在するのか、と感動すら覚えた。不思議と美しくも思えた。 どのくらい経ったのか。僕は我に帰り気付く。化け物が足をめり込ませている地面は化け物が殺したのであろう人間だった、ということに。かつて無いほどに静まり返った渋谷の中心に僕は居た。今の渋谷には化け物と僕の2人しか生命が無いようだった。僕はいまだ化け物から目が離せないでいる。 「少年、何故お前は俺から逃げない」 化け物は落ち着いた様子で僕に問いかけてきた。僕は等身大で答える。 「あなたのことが、美しく見えました」 「そうか」 警察官も自衛隊も人も消え去った渋谷で2人の声が暗闇に吸い込まれた。 しばらくの沈黙が2人の間を埋め尽くす。 「俺は人間が憎い」 「ばん」
みんなの答え
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面白い
面白い バン
面白い
面白い バン
う、うわぁ…
最後「ばん」で終わるところが…なんか、いいですよね(語彙力) 本当に面白かったです!渋谷の街が地獄絵図になっているのが目に浮かぶみたいでした!
すごい!
よいちどりです! 私は恋愛ものしか書く脳がないので…笑 本当にすごいと思います! ばんって化物が言ったのかな。主人公が言ったのかな…(たぶんそれはない) とにかくすごいです! 表現が秀逸ですね笑
おもしろい! ふ思議な感じ!
すっごくおもしろかったです!!! 主人公が、ばけ物に、美しいという表げんを使ったところとかが、 ふ思議でした!!
面白い!
こんにちは! とても面白かったです!語彙力あって、読みやすい! 続きが気になる…!
凄いですね!
えー?! 最後主人公死んじゃったのかな?! 怖い((((;゜Д゜)))
おもろい!
めちゃおもろい!
うわ~!すごい!
最後化け物が「ばん」と言ったところが怖かったです! 主人公死んじゃったのかな…
怖い…
ばん その一言で終わる。憎みの恐ろしさが身に染みる。 最高のホラー短編小説でした