小さいあたしと大きいきみ
私はとも。高校生になっても143cmの低身長。だけど、私にはそんなことどうでも良かった。私には正反対の大切な親友が居たから… その親友の名前は瑠璃。私は彼女をるうと呼んでいる。 今、私とるうは学級委員で、明日の文化祭に向けての準備をしている。 『るう、悪いけどアレとってくれる?』 「はいよ。これでいい?」 『うん、ありがとう』 こんな出来事はほぼ毎日のこと。お互いを信頼しあっているからこそ、私たちは身長のことなんて気にしたことない。私たちはいつも2人でセット。 「そっちは終わった?」 『バッチリだよ』 「こっちもOK。さ、帰ろ」 私とるうは幼なじみで、家も近い。同じ小・中学校出身だし、もはや家族みたいな感じで、幼い頃は毎日のように遊んでいた。 『明日頑張ろうね』 「うん。お客さん来てくれると…ッ!?」 言いかけた言葉を飲み込んだるうは、顔を真っ赤にしながら私の後ろに隠れた。 何事かと思い、るうの目線の先を見ると…そこには中学生の頃、るうが好きだった男子『優』がいた。 ほーう…なるほどねぇ… 『るうちゃん、話しかけないの?』 私はニヤニヤしながらるうの方を見た。 「む、むり…」 『んじゃ、明日の文化祭に誘えば?』 「う、うん…」 そう言ってるうはその男子の所へ向かった。その後ろ姿はロボットのようにカチンコチンでなんだか微笑ましくなった。でも、るうは呂律が回っていなかった… あ、だーめだこりゃ… そう思った私は、急いでフォローに回った。 『るうちゃん!呂律回ってないぞー?ねえ、明日文化祭なんだけど、良かったら来てよ!チケット要らんから!』 優「お、いいぜー。どうせ明日暇だったし。そうか、お前ら同じ高校か!」 『そー!しかも同じクラスなの!明日、待ってるからね!』 こうして、優を誘うのに成功した。 「ともちゃん…あたし…明日、優に告白する…」 『え!恋愛に奥手のあんたが!?』 「だって好きなんだもん…」 『そうか…頑張れよ』 「今から緊張する…」 『今日は早く休みなよー』 そう言ってるうを家に送った…私の方が緊張していた。 大丈夫かな…成功するかな…ちゃんと寝れるかな…寝不足にならないかな… なんて考えていたら一睡もできず、まさかの私が寝不足になってしまった… 「ともちゃん、おは…って、何その顔…」 『ごめん、寝不足で…』 「もー、しっかりしてよー」 そして、ついに文化祭が始まった。 寝不足でフラフラの私は、るうと一緒に接客をしていた。すると、優がやって来た。 優「へー、結構本格的だな」 『でしょ?来てくれてありがと…ほら、るうちゃん?』 「うん…あのさ、あたし10時で一旦終わるから…そしたら、中庭に…」 るう、頑張れ… そう思ったと同時に私の意識は飛んだ。 どうやら、寝不足からの貧血で倒れてしまったらしい。気がついたら、私は保健室で横になっていた。そばにはるうもいた。 「ともちゃん…良かった…」 『ごめん…それで、あんた告白は…』 「…ダメだった。アイツ、自分より小さい子が好きなんだって…」 そこまで言うとるうは泣き崩れてしまった。そして、小さな声で私に問いかけた。 「ともちゃんはさ…自分が大きければ良かったなって思ったこと…ある?」 『…別に…どっちだろうとあたしはあたしだし…あたしにはるうが居たから…気にしたことなんてなかったよ…』 「…」 『…だけど、今は少し思う…あたしが大きければ…るうのこと、しっかり抱きしめ返したのに…って…』 「…っ…」 私は身体を起こして、るうに近づいた。 『…小さくてごめんね…』 小さいあたしは大きいきみの肩を濡らしながら精一杯の力で抱きしめた…
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友情が
感動しました!あっソフィアです! 143cm、小5の私と同じですね!大きいきみってことは、180cmぐらい?((大きすぎる 正反対系大好きです!!
ほへぇ…
こんにちは~雪見大福です~ 新作出ましたね~!私は結構正反対の二人がなんやかんやするお話好きですよ!!(すいません、語彙力が…泣) 次回のお話も楽しみにしてます♪ それでは!