友達
まただ、また靴が隠されてる。 「これじゃ、家に帰れないよ……」無意識に呟いた。 『どうかしたの?』声の方を向くと見た事無いような美人が居た。綺麗な黒髪で目はくりっとしている。少し首をかしげて不思議そうに私を見つめる。きっと、モテてるんだろうなあ。 『ぼーっとしてるの?』ハッと我に帰って、どう説明したら良いのか言葉に迷う。もう良い、全部言おう。 「実はね、…虐められてるんだ」精一杯の作り笑顔で話す。 『そう…』彼女は少し悲しそうな顔をして、下を向く。数秒後、何か思い付いた様な目で私を見てから 『ねぇ、友達にならない?』「…え」唐突だ。本当に唐突だ。唐突すぎて他の言葉が見付からない。 『えっと…嫌だった?』そんな可愛い顔で私を見ないで。「…ううん、そんな事ない。その…私で良かったら。」『やったぁ!』無邪気に笑う彼女。『あ、そうだ。貴女の名前、何て言うの?』「宮本 花。」『花ちゃんね。素敵な名前…。私は高山 百合だよ。』"百合"まさに彼女だ 靴箱に私の好きな彼女が居る。…まだ話せてないけど。「これじゃ、家に帰れないよ……」何か困ってるのかな…勇気を振り絞って話し掛けよう。『どうかしたの?』声は震えた。…あれ、返事が無い。『ぼーっとしてるの?』失礼かもしれないけど、今の私にはこれが精一杯だ 「実はね、…虐められてるんだ」彼女は作り笑顔で言った。バレバレだよ、。 『そう…』彼女が虐められてる事実が嫌だった。数秒後、私は思い付いた 『ねぇ、友達にならない?』「…え」 え、、嫌だったのかな……『えっと…嫌だった?』覚悟して聞いた。「…ううん、そんな事ない。その…私で良かったら。」『やったぁ!』…大きな声で言ってしまった。恥ずかしい そうだ、名前も聞いておかないと。 『あ、そうだ。貴女の名前、何て言うの?』「宮本 花。」『花ちゃんね。素敵な名前…。私は高山 百合だよ』 やっと、これで友達になれたんだ。ストーカーなんてもう止めにしよう